Motorista
ない時はまったくないのですが、続くときは続くものです。

英名 Engineer、 ポルトガル名 Motorista、 和名 機関士 です。
船の話です。ですから、これは「船の機関士」ということになります。
冒頭で述べたのは、船のトラブルの話です。これを解決するのが「機関士の仕事」です。

4隻の定置網船を所有しています。すべて日本で建造した船です。大型船の上にちょこっと載ってやって来ました。
日本式の定置網をやっていますので、やはりどうしても日本の船がよい、ということになります。
何れにせよ、こういった船を建造させたら、日本の造船所がベストなのではないでしょうか。そう思います。

しかし、それらを維持管理するのは日本になど行ったこともない2名のポルトガル人機関士です。
船にはエンジンをはじめ、数多くの機材機器が載っかります。それらには数々の能書きが付いています。
極力、英文のものをと、あれば取り寄せるようにして、またはお願いして作成していただいて、必要な時にと
保管はしてありますが、「やはり日本人」ですね。GAIJINは皆、「英語ができる」と勘違いしています。
ポルトガル語のものは皆無といってもよい状況ですので、英文であれば若干日本語のものより翻訳する時に
やりやすいかとは思います。
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「船の機関士」はこの国では「法律」です。
漁船のみならず、9m以上であれば全船に必ず機関士が乗船していなくてはなりません。
ですから「船の機関士」は国家資格でライセンス制です。(これは漁師も同様です。
船の安全航行に携わる仕事ですので「当然と言えば当然」とも思いますが、最近では、この良かれと思って
履行されている法律の「弊害」の方が目立って来ました。
まず第一に、なり手がいないという問題があります。楽な仕事ではありませんので、若者からは当然の如く
敬遠されています。よって「船の機関士」は年輩者ばかりです。すでに絶対数が不足傾向にありますので、
機関士がいなくて沖に行けない漁船も存在します。こうなると機関士の争奪戦です。
次に、この「売り手市場」に目をつけた悪徳機関士が存在するということです。船主は是非とも自分の船に
来てもらいたくて他船よりも高額の報酬を提示します。これを一旦は受けた悪徳機関士は2~3ヶ月は働きますが、
その後、すぐまた他船に移っていくのです。これはもちろん少数の人間の話で、定置網の機関士を含めたの大多数の
機関士たちはまじめにコツコツ仕事をしています。
しかし、今後が非常に憂慮される問題です。
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今はまだ元気で働いているんですがね。
人は皆、年をとりますからね。
世代交代がうまくできればよいのですが。

そんなに力入れて、舌を噛まないようにしてください。
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by mobulamobular | 2008-10-05 01:28 | 漁師 | Comments(0)
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