SST
「海水表層温度」のことです。


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① 上の図は、今年6月18日の海水表層温度の平年との差異を表しています。ポルトガルは、図の右上に位置しています。"つ"みたいな冷たい海水の帯がポルトガルに接していました。




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② 上の図は、今年7月26日です。"つ"が消え、海水温が例年並みになったように見えました。
(上の2つの図は、NOAAから拝借しました。)





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③ 上の図は、今日のことです。同じく海水表層温度ですが、差異ではなく、実際の水温を表しています。赤くなれば水温は高く、青くなるほど水温が低いことになります。
さて、地中海がほぼ全域で高水温であるのに対し、ポルトガルのアルガルベだけが"青く低水温"になっていることが分かります。これが、"Upwelling=湧昇流"です。
(上の図は、イタリアの"L'Istitudo di Scienza dell'Atmosfera e del Clima"から拝借しました。)

正に奇跡です。何処もかしこも暑っつくなっているのに、ポルトガルの海岸線だけが"冷たく"なっています。このUpwellingの海水によって冷やされた空気が、アルガルベの海岸線に心地よい風となって届きます。よって、"理想の夏"が実現するのです。今日の最高気温も26℃ほどでした。

ポルトガルは違うのです。何処の国とも異なるのです。ここでの出来事はすべてポルトガルだけで起こり得るのです。何もかも、です。




















m.


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by mobulamobular | 2018-07-30 02:12 | 気象 | Comments(0)
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