かといえ、特に相手が若い奴らの場合、漁師である前に、ひとりの人間、責任あるいち社会人として、その何たるか、という説教をたれる機会が、否が応でも訪れます。
そんな時、パターンのひとつとしての「メタファー」話です。 ![]() いわゆる "Camel's nose" ですが、この寓話にはいろいろなストーリーがあるようです。しかし、大概のポルトガル人はこの話を知らず、けっこうな効果をもたらしています。 砂漠で野宿を余儀なくされた主人とラクダ。主人はテントの中ですが、ラクダは外。夜が更けるにつれて、辺りは冷え込んできます。すると、ラクダは主人に外は寒いのでせめて鼻だけでもテントの中に、と嘆願します。優しい主人は、いいよ、鼻だけだよ、といってそれを了承します。しばらくすると再びラクダがいいます。外はもっと寒くなったので首だけでもテントの中にと、優しい主人はそれも了承します。が、終いには、ラクダは全身をテントの中に、主人はテントの外に追い出されてしまった、という落ちです。 この話を聞いて、漁師らはまず、涙を流して笑い転げます。そして、やぁ~、楽しい話をありがと、で終わります。 この "教え" を、彼らの人生の中で活かせるかどうかは、彼ら次第です。
by mobulamobular
| 2013-07-09 04:20
| 漁師
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