相変わらずの雨天、ドン天、風、時化模様の天候が続いていますが、今日は久々に本船2隻で沖仕事に出ることができました。これだから、天気は分かりません。過去15年、アルガルベでこんなに雨が降った(降っている)のは初めてのことだと思います。しかし、無事に今年の上架を終えた2隻の本船は沖での仕事を無難にこなし、帰港しましたのでまずは一安心です。
きな臭い話題が続きましたが、今日は他船も出漁し続々と水揚げをしていましたので、市場を覘いたところ、新種(このブログにとっての)を発見しましたので、それを掲載します。ガンギエイ科(Rajidae)の1種です。 学名 Raja (Raja) miraletus、 英名 Brown ray、 ポルトガル名 Raia de quatro olhos、 和名 存じません。 ちなみに、メガネカスベ属(Raja)だそうです。これで、この属は今までに6種が登場したことになります。過去の5種は下記を参照ください。 Raja undulata Raja clavata Raja(Raja) asterias Raja(Leucoraja) circularis Raja(Leucoraja) naevus 吻は尖がっています。ポルトガル名の"quatro olhos"とはタイトル通り「4つ目」という意味になります。実は「2つ目」(dois olhos)も存在します。上記の"Raja(Leucoraja) naevus"がそれです。 しかし、これも「目」は2つしかありません。なのに何故「4つ目」なのかというと、ポルトガル人の考えはこのようになります。ようするに"2 + 2 = 4"ということです。この「目」は、内側の「青い目」と外側の「黄色い目」の2つが片方に存在する、としています。ですから「4つ目」になるのです。普段はモソっとしていますが、変なところで細かいこと言うな、といった感じですが、まぁ、これも一つの解釈です。そして、「本当の目」はこんな感じになります。 君もいい顔してますね。 ______________________________________________________________
by mobulamobular
| 2010-02-27 03:48
| サメ・エイ
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