定置網 その2
d0113817_0162873.jpg定置網の設置場所とは、実際は諸先輩方の長年の尽力によって既に最適の場所に設置されており、新たに何もないところから場所を選んで設置するようなことは、現在ほとんどありません。ですから、今の漁師たちはその場所で定置網の伝統を守り、将来に向けて海の文化を継続していく努力をしているのです。

ここポルトガルの定置網も1970年代初頭に一度は途絶えたものの、1995年より再び新たな1ページを拓きました。僅か20年ほどのブランクでしたが、その間にほとんど全てのものが失われ、伝統のもろさの一面を垣間見た気がします。定置網は縦2km、横1kmほどの人間にとっては大きなスケールのものですが、それでも10万分の1の地図上では点にしかなりません。人と海との接点はご覧の写真のとおり、小さな船の上でもっと小さな人間が細いロープで網を吊り上げて、そこに入っている魚を獲っているだけのことです。全世界的に3Dで想像してみてください。なんとちっぽけな挑戦か。

でも、それが定置網の仕事です。。
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# by mobulamobular | 2007-08-13 05:21 | 定置網 | Comments(0)
カジキ
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カジキにも、「マ」カジキ、「クロ」カジキ、「シロ」カジキ、「メ」カジキ、「バショウ」カジキなど、いろいろあって、
また、普段めったにお目にかかれない魚のため、種の同定が難しいのですが、これは、
学名 Tetrapturus albidus、 英名 Atlantic white marlin、 ポルトガル名 ESPADIM BRANCO、 和名は「ニシマカジキ」 です。
定置網には入る時は入ります。体長2~3mほどの個体が群れをなして入る時もありますが、そんな時はもう、てんやわんやです。
網を締めこんでいって、泳ぐスペースが狭まると、なかにはジャンプする個体も出てきます。思わず、歓声のあがる瞬間です。
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カジキといえば、この上顎が長く伸びた独特の吻を思い出しますが、これ以外にもこの魚はどこを見ても機能的で、独創的な創りになっています。
他の写真はアルガルベの魚類図鑑を参照ください。

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# by mobulamobular | 2007-08-11 22:56 | | Comments(0)
シイラ
夏らしい魚と思い、この魚を選びました。
本当はもっともっと言葉では表現できないぐらい、きれいな魚なのですが、ここの定置網の場合、魚は網から取り上げたら、
そのまま直ぐに魚層の中で氷水漬けにされてしまうため、取り出した時はすでにこのような色合いに変化してしまっています。
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学名 Coryphaena hippurus、英名 Common dolphin-fish、ポルトガル名 DOIRADO、和名 シイラ です。
ハワイあたりでは「マヒマヒ」と呼ばれ、観光でハワイに行くと必ず着いたすぐ後の昼食で食べさせられる魚です(?)。
この魚にまつわる話は多く、好き嫌いが分かれる一種のようです。相模湾あたりでは“とんでもない”名前がつけられており、
あまり縁起のよい魚とは言えないようです。ここの漁師は定置網以外ではほとんど漁獲されないため、今までこの魚を食する
機会がなかった様子ですが、初めて口にした一人は「こんなに美味い魚は食べたことがない」とすっかりシイラのファンになった者も
いるくらいです。きれいに澄んだ水を好んで回遊している魚ですので、この魚が定置網に入りだすと、他の濁った水(栄養価の高い)
を好んで生息している種(例えば、タイ類、アジ類、コルビナ等)が入らなくなるサインとなり、これを好まない漁師が多いのも事実です。
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定置網内では数尾から、時には数十尾で群れをつくり、中央で輪を描くように“わがもの顔”で泳いでいます。
これでは他の魚の脅威となっているとみなされても仕方がないかもしれません。
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# by mobulamobular | 2007-08-10 17:19 | | Comments(0)
ブラマ ブラマ
神様はなんでこんな格好の魚を創ったのでしょうか。
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学名 Brama brama、英名 Atlantic pomfret、ポルトガル名 Xaputa (シャプータ)、和名 シマガツオ です。
定置網にはめったに入りません。しかし、美味しい魚ですので、食べたい時は他の漁師から分けてもらっています。
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冒頭で「こんな格好」と述べたのは、なにも「醜い」という意味ではなく、その逆で、「魚としての想定外」の格好というか、「未来型」とも思わせるような自然美とその不思議さを感じる一種だと思います。










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# by mobulamobular | 2007-08-09 05:20 | | Comments(0)
タイリクスズキ ?
ポルトガルに来る前のこと、日本ではそれまで近海に生息するスズキは2種類ということになっていましたが、「タイリクスズキ」とか「ホシスズキ」とか命名された1種が追加されました。ことの真実は定かではありませんが、中国あたりから養殖用に輸入された種苗が海に逃げ出し居ついてしまった、いわゆる外来種で、海版の「ブラックバス」であるかのように聞いた覚えがありますが、これは別物です。先にご紹介した「ヨーロッパスズキ」の仲間です。
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学名 Dicentrarchus punctatus、 英名 Spotted seabass、 ポルトガル名 Robalo baila、和名は分かりませんので、「ユーラシア大陸スズキ」とか名づけておきましょう。ポルトガル名の"Robalo"はスズキのことで、 "baila"はダンス、踊る(動詞bailar)という意味です。ここからは勝手な推測ですが、このスズキもやはり他のスズキ類同様に、針にかかるとモーレツにファイトをし、「エラあらい」なども見せ、水面、もしくは水面下で「踊りまくる」のではないでしょうか。そんな行動から"baila"と命名されたのかもしれません。










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# by mobulamobular | 2007-08-08 05:45 | | Comments(0)
夏祭り
毎年、夏にはこんなのをやっています。
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"Festival do Marisco" ようするに「エビカニ貝類祭り」ということになります。魚は含まれません。定置網の母港であるオリャオ(OLHÃO)の町で古くから行われている夏の最大のイベントです。入場は有料ですが、引き換えに特性のセラミックのジョッキがわたされ、ビールが飲めます。それにゆでたエビがつまみとしてもらえます。期間は6日間ほどで、日替わりで有名人のコンサートが催され、それに合わせて踊ったり、歌ったりできます。お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。








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さて。
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# by mobulamobular | 2007-08-06 18:44 | ポルトガル文化 | Comments(0)
マンタ
これが、Mobula mobular(学名) です。
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英名 Devil fish、 ポルトガル名 Jamanta、和名はイトマキエイ(大西洋版)です。
日本近海のものはMobula japonicaでFishbaseでは、英名がSpinetail mobulaとなっています。
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北東大西洋、および地中海にはイトマキエイ属(Mobula)はこの1種のみが生息しており、他にオニイトマキエイ属(Manta)の
学名 Manta birostris、英名 Giant manta、 ポルトガル名 Manta、 和名 オニイトイマキエイが見られます。
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Jamantaには上の写真のように尾の基部に棘がありますが、Mantaにはありません。また、
Mantaの口が前方を向いているのに対し、
Jamantaのそれは比較的下向きであることで、この2種を識別しています。
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# by mobulamobular | 2007-08-05 19:36 | 活魚 | Comments(0)
ヨーロッパスズキ
夏の魚といえば、ご存知「スズキ」だと思います。ここには一般的に「ヨーロッパスズキ」と呼ばれているものがいます。
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学名 Dicentrarchus labrax、英名 European seabass、ポルトガル名 ROBALO です。
スズキは昔から一番庶民に親しまれ、最も身近な魚として知られていますが、分類学上は「スズキ科」において諸説あり、見解が分かれています。ここではPerciformes(スズキ目)のMoronidae(スズキ科) としておきます。他の見解ではPercichthyidaeがスズキ科とされていますが、これは先にも述べたように、日本を代表する「スズキ」という魚の名称の奪い合いのようなもので、この際はどちらでもよいと考えます。
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確かに日本のスズキ(Lateolabrax japonicus) に慣れ親しんだ人にとって、ヨーロッパスズキをはじめて見た時には「な~んだ、これがスズキかよ」という気持ちになるのも無理はないと思います。頭がなければまるで「鯉」のような体つき、うろこの形状、尾鰭等に思われます。日本のスズキ独特の、あのギラギラしたものがヨーロッパスズキには感じられません。さらにこの魚の印象を「淡水化」しているのが、ヨーロッパ全土における養殖魚の普及です。このスズキはヨーロッパへダイ(Sparus aurata)に次いでポピュラーな養殖魚で各地で大量に生産されています。しかし、成長が遅いため、出荷時のサイズは、自然界では未だ若魚の段階であるため、スーパーマーケットやレストランの店頭に並んでいるのを見ると到底「スズキ」とは思えず、時には「ニジマス?!」という具合になります。
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しかし、やはり自然界のものは、釣りにおける太公望とのやり取りや、定置網内でのしたたかな遊泳行動等から見ても正真正銘の「スズキ」です。海から揚がってくるものは一般的にサイズも大きく、また養殖ものの貧弱な感じとは違って、精悍さがありますので、余計に異なった種に見えてしまうのでしょう。












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# by mobulamobular | 2007-08-02 04:33 | | Comments(0)
Diplodus4兄弟
タイ科(Sparidae)のディプロダス属の4種のご紹介です。いずれも日本にはいません。
ポルトガル名ではこの属の魚はすべて "SARGO(サルゴ) ~" と呼ばれています。まずはそれらの兄貴格となる、この属を代表する一種です。
学名 Diplodus sargus、 英名 White sea bream、 ポルトガル名 SARGO LEGITIMO、 和名 サルゴ です。
ポルトガル名の "LEGITIMO" というのは、 まさに「本物、正真正銘」という意味です。
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次は、これも印象に残る一尾です。以前にタイ4姉妹に出てきた "BICA" も「尖り」という意味でしたが、この魚も同じようにトンガッテいますので名づけて「トンガリ・サルゴ」ということになります。
学名 Diplodus puntazzo、 英名 Sharpsnout sea bream、 ポルトガル名 SARGO BICUDO、 正式和名はないと思います。
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続いて、サルゴの中では一番漁獲量も多く、最も庶民的な一種です。それもそのはず、学名においても「大衆のディプロダス」となっています。
学名 Diplodus vulgaris、 英名 Common two-banded sea bream、 ポルトガル名 SARGO SAFIA (MUCHARRA)、和名 アフリカチヌ です。ポルトガル名の"SAFIA"とは「粗野な」という意味で、まさに「かわいさ余って憎さ百倍」的に皆に愛されている証拠です。和名はこの魚の特徴をとらえているとは思えませんが、日本にはおらず、遠く離れたところの魚であることから「アフリカ」、クロダイに似ているので「チヌ」と思って名づけたのでしょうか。もう少し、考えてもらいたいところですね。
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最後に、この4種の中では最もまれな魚で、一見他の3種とは異なった形状に思われますが、これもDiplodusの一種です。
学名 Diplodus annularis、英名 Annular sea bream、 ポルトガル名 SARGO ALCORRAZ、 和名はありません。
尾鰭基部の黒帯を指しているのでしょうか、英名では学名同様、金環食(Annular eclipse)でおなじみの形容詞が付いて"Annular(環状の)sea bream(タイ)"となっています。また、4種を見比べてみると、この種のみ若干、金色にも見えます。
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# by mobulamobular | 2007-07-30 14:50 | | Comments(0)
豚魚
二度目の登場となりますが、ポルトガル名 PEIXE PORCO(豚魚)です。きっと、最初にこの魚を見た時、ポルトガル人は「豚に似ている」と思ったのでしょう。
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学名 Balistes capriscus、 英名 Grey triggerfish、 和名 ネズミモンガラ です。
最初にこの魚を見た時に日本人は「ネズミに似ている」と思ったのでしょうか。
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最初にこの魚を見たのがイギリス人かアメリカ人かは分かりまりませんが、「引き金に似ている」と思ったのでしょうね。

この魚は時期になると定置網の浮子(アバ)に付いているイガイやフジツボなどの付着生物を食べに来て、日中はそれらの影に潜んでいます。好奇心旺盛な魚で、手鉤の先で誘うと近づいて来ます。慣れた漁師はその瞬間タモ網でこの魚をすくい取り、万事休す。
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かなり鋭い歯の持ち主で、網なども食い破るほどです。









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# by mobulamobular | 2007-07-29 01:06 | | Comments(0)
メナダ
もちろんボラ科の魚ですが、「ドドのつまり」のボラではありません。

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学名 Chelon labrosus、英名 Thicklip grey mullet、ポルトガル名 TAINHA LIÇA(タイーニャ・リサ)、和名はメナダですが、もちろん大西洋のものですので、若干日本のものとは異なると思います。

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ボラとは違い、眼には脂瞼の発達は見られません。また、ボラ科の魚の特徴で、第1背鰭が「扇子」のように開閉します。種の進化の過程でこのようになったのかは分かりませんが、なんともユニークな構造です。
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# by mobulamobular | 2007-07-28 13:44 | | Comments(0)
定置網
d0113817_19503934.jpg定置網は魚が来そうなところに網を仕掛けて獲る漁法で、魚を探してあちらこちら行く手間がなく、考え方としては最もシンプルな漁業です。一言でいえば、「待ちの漁業」です。明けても暮れてもただひたすら魚が来るのを待ちます。天候が良くなるのを待ちます。早い潮流がおさまり、ゆるやかになるのを待ちます。ですから、とかく世間からは「消極的漁法」と蔑まされることもありますが、そう思うことは定置網漁業を本当は理解していない証拠ということになる、と思います。しかし、待つのはたいへんです。魚が思うように来ない時などは、イライラもしますし、気分も晴れません。魚が順調に入網している時はすべてを忘れて、漁を楽しむことができます。



魚を獲る準備は人間がします。次に網が魚を呼び込みます。あとは魚次第、自然次第です。



無理はしません、できません。
決して一線は越えません。
人間は沖合い数キロのところに設置してある定置網までです。そこから先は行きません。
そこから先は彼らの領域です。
だから、海のことが想像できるのです。












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# by mobulamobular | 2007-07-27 15:00 | 定置網 | Comments(0)
蜘蛛魚
不気味な名前ですが、案の定、第1背鰭の棘(きょく)に猛毒があります。間違って指にでも刺したら、腕全体が腫上がるほどのパワーです。この毒は死んでも有効ですので、魚屋さんで見つけた時、あるいは家で料理をする時なども注意が必要です。でも、ご安心を。日本にはこの魚はいません。

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学名 Trachinus draco、 英名 Greater weever、 ポルトガル名 Peixe aranha、和名は分かりませんが、たぶんありません。
タイトルの「蜘蛛魚」というのは、ポルトガル名の直訳です。Peixe=魚、aranha=蜘蛛 です。

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スズキ目(Perciformes) の Trachinidae科の魚です。これを「トラキヌス科」と呼んだりすると「トラギス」の仲間と勘違いされることもあります。英名で"~weever"と付けば、この科の魚で、皆同様に毒棘がありますので気をつけましょう。トラギスはweeverではありませんので、毒棘はありません。
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# by mobulamobular | 2007-07-26 13:58 | | Comments(0)
ままかり
ニシン科(Clupeidae)の魚で、日本の「サッパの仲間」です。
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お隣りのスペインでは"Alacha"と呼び、よく漁獲されているようですが、ここではあまり見かけません。
学名 Sardinella aurita、 英名 Round sardinella、 ポルトガル名 Sardinela lombuda です。
年に数度、特に5~6月ごろ急激に水温が下がった時などにまとまって定置網に入ることがありますが、現地では小骨が多いことや食べ慣れていないことなどの理由で食用にはなりません。私見ですが、イワシをあれだけたくさん食する人たちなので、この魚を口にしないわけは、たぶん後者の理由によるところが大きいと思います。
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この魚もアジ、ボラ同様、眼の膜、脂瞼(しけん)が発達しています。









ちなみに、ここのイワシはこんな感じです。日本のものに比べ、イワシの特徴である側面の黒点があまり目立たず、全体的に中葉以下のものが多いように思います。
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学名 Sardina pilchardus、 英名 European pilchard(sardine)、 ポルトガル名 Sardinha(サルディーニャ) です。

このサッパでも岡山県名産・「ままかり鮨」を作ることができるのでしょうか。一度食べてみたいものです。













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# by mobulamobular | 2007-07-24 14:59 | | Comments(0)
若カンパチ
小カンパチも少し大きくなりましたが、まだ成魚とまではなっていません。 とは言っても、この魚は当然別の個体です。
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小さい時にあった横縞はすっかり消え、全体的に綺麗な濃いオリーブ色になっています。 と言うことで、今回は尾鰭下葉先端が白くないこと、
尻鰭が長いこと、体高があり、体に丸みがあること等を判断基準として「小カンパチ」同様、学名 Seriola rivoliana、 英名 Almaco jack、
ポルトガル名 Charuteiro(Peixe azeite)、 和名 ヒレナガカンパチ とします。
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問題は背鰭なのですが、この個体は不運にも漁獲時に背鰭に損傷を受けており、先端が確認できませんでした。
ヒレナガカンパチは成長するににつれて背鰭、尻鰭の先端が伸び、カンパチとの違いが明確になってくることから、仮に背鰭に損傷がなくとも、
その違いを見分けるのは難しかったかもしれません。
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この後、成魚が入網してくれれば、言うことないのですが。
楽しみにして待ちたいと思います。
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# by mobulamobular | 2007-07-23 13:59 | | Comments(0)
シビレエイ
時に写真撮影のため、活魚を使うことがあります。当然、水から出したらすぐに弱ってしまうような魚では行いません。この魚は写真を撮る間、じっとトレーの中で我慢してくれました。
学名 Torpedo marmorata、 英名 Marbled electric ray、 ポルトガル名 TREMELGA-MARMOREADA、 和名は正確なものは分かりません。

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腹側も撮りたいので、ひっくり返して暫し辛抱。

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その時、このオスのシビレエイ君が突然怒りだしました。

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「早く、水に戻せ~」。
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# by mobulamobular | 2007-07-21 15:18 | サメ・エイ | Comments(1)
The pupil
「タイ六女」といきたいところですが。
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タイ4姉妹で登場したニシキダイおよびアサヒダイの「実の姉妹」で学名 Pagellus acarne、英名 Axillary sea bream 、ポルトガル名 Besugo、和名は上記2種のような「華麗」な名は付けられず、一般的に「ベスーゴ」と呼ばれているようです。これはポルトガルを始め、スペイン、フランス等でこの魚はとてもポピュラーな魚であるため、観光で訪れた日本人も食する機会が多いことから馴染みがあるからではないでしょうか。

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続いて、学名 Conger conger、 英名 Conger eel、 ポルトガル名 CONGRO あるいはSAFIO、 和名はクロアナゴです。
日本では通常50~60cmのサイズのものを連想しますが、こちらでは巨大なものが多く、この個体も2m近い大物でした。これも現地レストランでは定番の人気魚種です。

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つぶらなひとみがかわいらしく思いますが、これは眼が脂瞼(しけん)という透明な膜で覆われているからです。魚は通常、瞼(まぶた)がありませんが、アジ、ニシン、ボラなどでは眼を保護するためにこういった膜を持つものもいます。
学名 Mugil cephalus、英名 Flathead mullet、ポルトガル名 TAINHA OLHALVO、和名 ボラ です。

皆それぞれに何かを語りかけているように思われます。

"The pupil" とは当然「生徒」のことではなく、「瞳」のことです。
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# by mobulamobular | 2007-07-20 14:09 | | Comments(0)
タイ五女(壮年期))
年をとると「デコッパチ」になります。
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学名 Dentex gibbosus、英名 Pink Dentex、 ポルトガル名 PARGO CAPATÃO de BANDEIRA は当然変わりありませんが、ポルトガル名の象徴となっている「ハタタテ」部である背鰭の棘のフィラメントが、なくなってしまいます。複数の個体を見てきましたが、大きなものはどれも「ハタタテ」は残っていません。たぶん幾多の修羅場を切り抜ける内に落ちてしまうのではないでしょうか。
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しかし、歯の方は健在です。もっと「デコ」になるものもいます。










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# by mobulamobular | 2007-07-19 15:08 | | Comments(0)
タイ五女(思春期)
若い内はたいへん綺麗です。
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学名 Dentex gibbosus、英名 Pink Dentex、 ポルトガル名 PARGO CAPATÃO de BANDEIRA、和名は英名をそのまま使用し、「ピンクデンテックス」と呼ばれていますが、ポルトガル風に仮に命名すれば「ハタタテ・デンテックス」となります。
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しかし、デンテックス(Dentex)の仲間ですので、これも尖った歯を持っています。ポルトガル名の"BANDEIRA"とは「旗」のことで、通常、背鰭の第3、第4棘(きょく)の先端がフィラメント状で長く伸びており、これを見たポルトガル人が命名したのだと思います。和名でも「ハタタテダイ」なるものがいますので、やはり背鰭が伸びていると同じような印象を受けるのでしょう。








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# by mobulamobular | 2007-07-18 18:02 | | Comments(0)
トードフィッシュ
和名はわかりません。日本にはいない種です。アンコウのような、イザリウオのような、カジカのような魚ですが、何れとも異なります。トードフィッシュというと、メキシコのコスメル島に固有種として生息する、カラフルな
コーラル(スプレンディッド)トードフィッシュが有名だそうです。こちらは地味で、ムツゴロウ並みに濁った水の中にいます。そこらの汽水域でも簡単に釣られたり、かご網にひっかかっていたりしますが、なぜか時に定置網にも入ります。ここら辺から西アフリカ・ガーナ辺りまでが生息域のようです。
学名 Halobatrachus didactylus、英名 (Lusitanian) Toadfish、ポルトガル名 Charroco(シャロッコ) です。
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アルガルベの魚類図鑑をアップデートしました。他の種、写真が見れます。
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# by mobulamobular | 2007-07-17 16:49 | | Comments(0)
「針」と呼ばれる魚
ポルトガル語では「針」のことをAgulha(アグーリャ)といいます。それがそのまま名前となっている魚が"Peixe-Agulha"(学名 Belone belone、英名 Garfish、和名 ダツ)です。
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ポルトガル語で消防のホース先の金具のことをAgulheta(アグリェッタ)といいます。それにクロコダイル(ワニ)が噛み付くと、次の魚になります(学名 Tylosurus crocodius、英名 Hound needlefish、和名 オキザヨリ、ポルトガル名 Agulheta crocodilo)。
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白水社の「現代ポルトガル語辞典」では、バショウカジキのことをAgulhãoと記載していますが、たぶんこれはブラジルのポルトガル語でのことで、ポルトガルのポルトガル語ではAgulhão(アグリャオ)は次の魚になります(学名 Scomberesox saurus saurus、英名 Altanlic saury、和名 ニシサンマ)。ようするに「大西洋の秋刀魚」ということになります。。
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# by mobulamobular | 2007-07-15 01:07 | | Comments(0)
初カツオ
「初カツオ」とは言っても、日本のそれとは異なります。あくまでも、ここの定置網の話です。
学名 Katsuwonus pelamis、 英名 Skipjack、 ポルトガル名 Bonito guiado です。
通常、ここでは9月から10月ごろに時にまとまって定置網に入ることがありますが、今の時期のカツオはめずらしく、まだ魚体も1kgほどと小さいです。
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新鮮な魚の見分け方として、よく眼やエラの色のことが云われますが、新鮮なカツオは青光りしています。
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カツオの躍動感はこの尾から生まれます。スタビライザー付きです。
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# by mobulamobular | 2007-07-13 23:27 | | Comments(0)
Tシャツ
毎年、ユニフォーム代わりに色を替えてTシャツを新調しています。
今までに、白、グレー、青、赤、緑、紺色等作ってきましたが、今年はオレンジ色と茶色という少しハデめなものと
シックなものになりました。
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若い漁師にも年輩の漁師にもウケています。
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# by mobulamobular | 2007-07-12 17:26 | 定置網 | Comments(0)
"buço" = 「女性の口ひげ」
タイ4姉妹でご紹介したBica-buço(英名 Red Pandora、和名 アサヒダイ)ですが、"発見"しましたので、ご報告します。
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これじゃないでしょうか。口元上部のシワシワ。なんとなく「女性の口ひげ」をイメージするものがありませんか。もし本当なら今さらながらにしてポルトガル人の観察力の凄さを見直さなければなりません。よ~く見ていると、そう言えば、こんな感じのおネェさんを街でよく見かけませんか。この感覚はポルトガルに住んだことのある人にしか理解できないかもしれません。この口ひげも含めて、この魚の美しさをどう見るかは個々の感性にゆだねられます。
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サシミ、焼き魚で美味です。旬は今時分ではないでしょうか。











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# by mobulamobular | 2007-07-02 22:50 | | Comments(0)
小カンパチ
これもこのあたりではあまり見られない魚です。カンパチの幼魚です。
日本ではカンパチも出世魚でこのぐらいのサイズ(25cmほど)のものは「ショッコ」とか呼んでいると思います。
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大きなもの(8~10kg以上)は主に夏場に定置網に入りますが、なぜか決まって2尾ずつ(つがい!?)で量的には
多くありません。地中海内のほうが漁獲量が多いと聞いています。北東大西洋および地中海海域に
生息しているとされているSeriola(ブリ属)は4種とされていますが、南部ポルトガル海域では内2種を
時々見かけるといった感じです。その2種というのが日本でもおなじみの2種でカンパチとヒレナガカンパチです。
本当に日本近海に生息するものと同種なのかは分かりませんが、学名を見る限り同じです。
ちなみにブリ、ヒラマサはいません。残念ですが。
では、はたしてこの魚はカンパチの幼魚なのかそれともヒレナガカンパチのそれなのか、ですが、
いろいろ調べていて面白い記述を見つけました。
Fishes of the North-eastern Atlantic and the Mediterranean(UNESCO)ではブリ属の幼魚は
種によって体側の横帯の数が異なり、カンパチは5本、ヒレナガカンパチは6本となっています。
この横帯は大きくなるにつれて不規則になり、次第に消えていくものだそうです。この場合、眼のところの
斜帯と尾の付け根のものは含みません。
どうでしょうか。これは。
結果、スズキ目(Perciformes)アジ科(Carangidae)ブリモドキ亜科(Naucratinae)ブリ属(Seriola)の
学名 Seriola rivoliana、 英名 Almaco jack、 ポルトガル名 Charuteiro (地方名 Peixe-azeite)、 
和名 ヒレナガカンパチ だと思います。
上記の違いの他にカンパチの幼魚の方がもっと黄色がかった色であったり、カンパチの尾鰭の下葉先端は
白くなっているなど、チェックポイントはあるのですが、今回は横帯の数に賭けてみたいと思います。
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ポルトガル名の"Charuteiro"は葉巻(タバコ)を意味する"Charuto"から派生した言葉と考えられます。
ようするに「葉巻のようにずんぐりした格好の魚」ということでしょうか。辞書を見るとCharuteiroで「煙草店主」と出ています。
一方、"Peixe-azeite"ですが、Peixeは「魚」、azeiteは「オリーブ油」のことです。魚の色がオリーブ色だからなのか、
身に脂がのっていてもオリーブ油のようなサラっとした感じだからなのか、どちらかは分かりませんが、
こちらの方がしっくりくる感じがします。
アルガルベでは一般的に人々はPeixe-azeiteと呼んでいます。発音は「ペイシェ・アゼィテ」です。
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# by mobulamobular | 2007-06-29 15:43 | | Comments(0)
タイ4姉妹
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学名 Pagellus erythrinus、 英名 Common Pandora、 ポルトガル名 Bica ("尖り"という意味)、 和名 ニシキダイ。
美しい魚です。ポルトガル名の"尖り"というのはちょっと納得いきませんが、形から言えばいたしかたないところでしょうか。
和名「ニシキダイ」というのもよいですね。名ばかりでなく食しても美味です。定置網では夏場によく入ります。
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学名 Pagellus bellottii bellottii、  英名 Red Pandora、 ポルトガル名 Bica-buço(あるいは"Mariana")、 
和名 アサヒダイ。
上のBicaの近種。これも美しい魚です。日本ではどうやら少量ながら「アサヒダイ」というおめでたい名前で
流通しているようです。興味深いのがポルトガル名で、Marianaは単なる女性名で、容易に「美しいもの」を
想像できますが、標準名とされているBica-buçoの"buço"(ブソと発音します)とは、一般的に「女性の口ひげ」
(うぶ毛タイプ)のことを指す言葉です。ちなみに男性の口ひげのことはbigodeといい、猫のそれも同様です。
それでは何故この魚がbuçoなのか?
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上がBicaで、下がBica-buçoです。口元を比べてみるとどちらかと言うと前者の方がゴッツイ口元で、
後者の方が優しい面持ちに感じられますが、いかがでしょうか。
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お気づきかもしれませんが、英名では双方とも"Pandora"という名がついています。あのギリシャ神話の
「パンドラの箱」のそれです。
これらの魚はやはり誰が見ても美しい、神秘的なものに見えるのでしょう。ポルトガル人以外は!?

さて、3種目ですが、これは以前「魚その5」でもご紹介したものです。
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学名 Pagrus pagrus、 英名 Common Seabream、 ポルトガル名 Pargo legitimo、和名 ヨーロッパマダイ。
マダイはどこでも「真ダイ」といった感じで、タイの基本形、魚の原点のような存在です。これもきれいな個体でした。

最後に4姉妹目としてご紹介するのは、これも以前に「珍魚」でご紹介したものです。
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学名 Dentex canariensis、 英名 Canary Dentex、ポルトガル名 Dentão quissanga、
和名は定かではありませんが、あえて言えば「カナリア・キダイ」とでもなるでしょうか。これまたきれいな魚ですが、
外見上はBicaとPargoを足して2で割ったような形をしています。
しかし、決定的に違う箇所がひとつあります。学名が示すように"Dentex"というのは「歯」のことを指しますので、
この魚は鋭い歯とか、大きな歯を持っているとか、すぐ噛み付くとか、そういった歯にまつわる特徴があることが
容易に分かります。
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で、口の中を覗いてみますと。ありました。確かに鋭い歯が。こういった歯は上記のPagellus属やPagrus属の
魚にはありません。もちろんタイ類ですので、皆歯がありますが、Dentexのものが一番鋭いという意味です。
それにしても。もうお気づきかもしれませんが、学名、英名、日本名ともに西アフリカ沖のスペイン領カナリア諸島の
「カナリア」という名前が入っていますが、ポルトガル名のみ"quissanga"というカナリアとは違った名前がついています。
では、一体"quissanga"とは何かというと、旧ポルトガルの植民地であった東アフリカのモザンビークの一地区の名前です。
ようするに、ポルトガル人は「この魚はカナリアではなく、モザンビークの"quissanga"地区によくいる魚だ」
と言っているのです。
ここからも、旧大国の威信が見え隠れする一方、良い悪いは別として、オリジナリティーの現れと言えるでしょうか。
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# by mobulamobular | 2007-06-26 03:33 | | Comments(0)
カツオ3兄弟
まずはこれをご覧ください。
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上からヒラソウダ(Auxis thazard)、スマ(Euthynnus alletteratus)、マルソウダ(Auxis rochei)、と思いきや・・・・・。

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3尾とも1kgオーバーの丸々と太ったカツオたちです。
(上)一番上は背鰭の形状が明らかに違うのでヒラソウダではありません。
(中)でも、スマだったら腹部に黒い斑点があるはずですが、一番上のにはありません。
(下)よ~く見ると一番下のマルソウダに黒い斑点があります。
これらのカツオ3兄弟は同日同じ時に漁獲されたものですので、同じ群れで移動してきたものと考えられます。
あるべきものになく、通常ないものにあることが分かります。結果、一番上のものは二番目のものと同様にスマで、
スマの中には腹部に黒い斑点がないものも存在するということ、また、三番目のものはマルソウダですが、
スマと一緒に回遊していることから"ハイブリッド"の可能性が高いということが言えると思います。
また、これらのことは今回が初めてではなく、たびたび見られる状況です。
長年の観察からもうひとつ言えることは、この海域にヒラソウダが生息、あるいは回遊している可能性は
非常に低いということです。しかし、これらはあくまでも私見ですので、ご参考までに。
ヒラソウダ発見の暁にはぜひともご紹介したいです。
結局、今のところ単なる「カツオの兄弟」でした。
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# by mobulamobular | 2007-06-24 21:47 | | Comments(0)
ラージスケール スコーピオンフィッシュ
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学名:Scorpaena scrofa、英名:Largescaled scorpionfish、ポルトガル名:Rascasso、だと思います。
日本では近種でS.neglecta(イズカサゴ)やS.onaria(フサカサゴ)などがいますが、同種でも個体によって色彩に大きな違いがあり、種の同定はむずかしいです。5月に「魚顔」でフサカサゴとして紹介したものと同種で、今回のは大型となります。ポルトガルでは他にS.elongata(Slender rockfish)という種がいますが、生息数は少ないとされており、漁獲されるフサカサゴ類ではこのS.scrofaは一番メジャーな種です。背鰭に黒い斑点がありますが、S.onaria(フサカサゴ)の場合はメスの個体にはなく、オスにだけ見られる特徴です。S.scrofaでも同様なのか定かではありません。Fishes of the North-eastern Atlantic and the Mediterranean(Unesco)では黒い斑点についての記載はありますが、それが雌雄によって異なることについては言及していません。
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# by mobulamobular | 2007-06-20 17:09 | | Comments(0)
ムラサキイガイ
[2010年1月24日記載内容一部訂正済み]
定置網にとって代表的な付着性汚損生物であるムラサキイガイ(Mytilus galloprovincialis)です。
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世界中で広く食用とされていますが、原産地は地中海で、船底などに付着して全世界に広まった話は有名だと思います。一般的にはムール貝と呼ばれ、いろいろありますが、いわゆる地中海料理の中によく入っています。前述の通り、ムラサキイガイは定置網にとって「百害あって一利なし」の存在です。外来種としてのムラサキイガイは世界中のいろいろなところに大量発生、大量付着し、多大な被害を与えています。
ここでは冬から春にかけて産卵をし、卵は潮により流され漂った末、定置網のロープや網に付着します。付着した時は肉眼では見えませんが、1~2ヶ月ほどすると米粒大となり、その後4~5ヶ月で殻長が4~5cmほどまでに成長し、この間体重はおおよそ10倍になります。天文学的数量で付着をしますので、例えば卵から孵化し幼生となり定置網に付着し、その後米粒大にまでなった時の総重量が仮に100kgであっても、その数ヵ月後には1トンもの重量になってしまいます。実際はその何十倍、何百倍ものムラサキイガイが付着するわけですから、その全体量は計り知れないものになってしまいます。この重さによってロープや網が破断したり、定置網そのものが海中に沈んでしまい、漁ができなくなる事態を招きます。漁師にとっては正に恐ろしいの一言です。

ポルトガルではMexilhão(発音は難しく、"ムシリョン"といえば通じると思います。)と言います。イガイ類には冒頭の"M.galloprovincialis"の他にもいろいろな種がいて、ヨーロッパ(地中海外)では"M.edulis"の方がメジャーな存在のようです。

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# by mobulamobular | 2007-06-19 19:58 | 定置網 | Comments(0)
活サバ
サバは水族館等で大変人気の魚種です。
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多数のサバを水槽に入れると群れを形成し、その群れは球状になります。
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でも今回のものはちょっと用途が違いました。
研究機関用コルビナの餌となります。コルビナは大変用心深く、また臆病な魚で、毎回餌付けには苦労をします。
過去にリスボン水族館ではコルビナの餌付けに2ヶ月以上要した記録もあります。この時は鮮魚や冷凍魚を与えていましたが、
まったく食べようととはしませんでした。ようやく食べ始めた時はすでにコルビナは皮と骨のみの状態になっていました。
死んでしまっては元も子もないので、今では活サバを与えています。それでも日中、人が見ている前では食べません。
どうやら夜にバシャバシャやっている様子です。
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プレデーターが近づいて来ます。すると群れはいっせいに逃げ出します。
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# by mobulamobular | 2007-06-16 20:36 | 活魚 | Comments(0)