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北欧の技術
ノルウェーには、「北欧の技術」を見に行きました。前回の「フィヨルド」の続きです。
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車で2時間、3時間と、山坂道を走り続けました。途中、車窓からは目を疑うほどの絶景が続き、飽きることはありませんでした。ポルトガルから行くと、とにかく水が豊富、とにかく木が豊富、とにかく自然が、この土地のさらなる可能性を物語っているような気がしました。

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"シャケ"の養殖場が、点在します。養殖をするにも最高のロケーションです。そして、さらに車を前進させ、ついには地の果てかと思うところまで来た時に、巨大なアトランティック・サーモンの加工場が出現しました。

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まさに、近代的、ハイテク水産加工場で、1日の生産量が約500トン、内8割が生鮮で世界中に空輸されているそうです。たぶん、ここのアトランティック・サーモンは日本のお寿司屋さんにも届いていることでしょう。

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若干、企業秘密的内容も含まれますので、作業風景の写真の掲載は控えますが、とにかく、クリーン、です。加工場の目の前に広い桟橋があり、その両サイドにサーモンのイケスが並んでいます。ですから、加工場内に搬入されてくるサーモンは、まだ"活魚"で、ピチピチです。トラックなどで運ばれて来て、でれーっと伸びきった魚とは違います。

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2004年には、ロシアのエリツィンさんも見学に訪れたそうです。

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これです。これを見たくて、はるばるポルトガルからやって来ました。なるほど、きれいな眼をしています。

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そうこうしている間に、外は再び雨風が強まり、工場全景の写真撮影はできませんでした。

それにしても、ポルトガルが、このレベルにまで達するには、今始めたとしても、この先何年かかるやらで、なんか、背筋に北欧の寒さとは違った冷たいものが走りました。
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by mobulamobular | 2013-04-30 06:38 | 出張 | Comments(2)
フィヨルド
ノルウェーでも、今年は春の訪れが遅い、とのことでした。

そんなことより、ここの「フィヨルド(Fjord)」ですが、氷河の重みによりU字型に浸食されていることが分かります。
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以前より、一度は行ってみたいと思っていたのですが、今回機会に恵まれました。そして、何はさておき、まずは、本当にメキシコ湾流から始まる北大西洋海流(North Atlantic Current)の影響で、北極圏(北緯66度33分以北)がすぐそこまで迫ったいる北緯63度でも北海道(宗谷岬で北緯45度30分ほど)より暖かで、海水は凍っていなのか、この身体と眼で確認できたので、すっきりしました。
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「フィヨルド」には、大小様々なタイプがありましたが、どこも凍っていませんでした。車で走ると、時に一面氷の張ったところに出くわしましたが、そういうところは「フィヨルド」ではなく、淡水の湖でした。

先述のとおり、今年の春は遅れ気味で、特にポルトガルから来た者には寒かったです。天気も猫の目のように変わり、晴れたり、曇ったり、雨になったりで、雪も降りました。それに雪の残った山からの吹き下りてくる風は、とても冷たかったです。しかし、あの程度なら東京でも時々ある寒さです。
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「フィヨルド」を渡るフェリーです。

意外と、いや、けっこう気に入りました。ノルウェー王国。
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by mobulamobular | 2013-04-29 05:25 | 自然 | Comments(2)
Diplodus puntazzo
トンガリ・サルゴなのですが、秋に獲れる腹のあたりが凹んだものに比べ、春ものは、まるでDiplodus sargusと間違えそうなくらい、まん丸とした魚体になっています。

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学名 Diplodus puntazzo、 英名 Sharpsnout sea bream、 ポルトガル名 Sargo bicudo、 和名 なし、です。

春。そして、これから夏。やはり、よいですね、この季節。生き物たちが、より躍動的になる時です。
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by mobulamobular | 2013-04-23 05:57 | | Comments(0)
Raposa
泡食っちゃいけませんね。でも、線路の上を走る物体、これは「キツネ」だと思いました。
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ポルトガル語ではキツネのことを、"Raposa" と呼びます。アカギツネだとしたら、"Raposa vermelha(赤)" となるのでしょうか。学名は、"Vulpes vulpes" ということになるのでしょうか。

色に関することは、国や地域によって、その認識が著しく異なることがありますので、「日本で赤は、ポルトガルでも赤」とは限りません。例えば、日本では黒(クロマグロ)が、英語圏では青(Bluefin tuna)になり、ポルトガルでは赤(Atum vermelho)となるのです。

しかし、なにせ、初めて見たので、Ria Formosaに、「キツネ」がいたとしたら驚きです。何、食ってるのでしょうか。それよりか、乾季にはどうやって水分補給しているのでしょうか。
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by mobulamobular | 2013-04-22 06:05 | 自然 | Comments(2)
Dicentrarchus punctatus
いわゆる「ユーラシア大陸スズキ」です。

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学名 Dicentrarchus punctatus、 英名 Spotted seabass、 ポルトガル名 Robalo baila、和名 ユーラシアタイリクスズキ、です。

なにせ、数が少ないので何とも言えません。定置網には年間数尾の入網があるだけです。Sarda sardaと同様に、緑系の魚です。

全長37cm、体重350g、でした。小さくても、かなりのプレデターです。自分の体の半分以上の大きさの魚でも喰らいつきます。
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by mobulamobular | 2013-04-21 05:43 | | Comments(4)
ラック・アンド・ピニオン
一難去ってまた一難、と言うほど大袈裟なことではないのですが、また、仕事です。所有する2隻の定置網船の内、1隻の上架・修理が終了しましたので、次です。

まずは、シークレーンの話になります。こちら、2001年より使っています、イタリア製E社のもので、型式は"25000-3S" です。使用期間が10年を過ぎると、必ずこの問題が発生します。定置網船から取り外して、作業場に移動しました。
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新しいタイプのクレーンとは異なり、このタイプのクレーンの回転する仕組みは「ラック・アンド・ピニオン方式」です。前後2本のラックが左右に動くことにより、ピニオン(歯車)が回転します。この2本のラックの左右を4本のシリンダーでカバーしています。油圧駆動ですので、このシリンダー内がオイルで満たされ、圧力がかかります。
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しかし、長年の使用により、シリンダー内部に腐食箇所が発生し、それがもとでオイル漏れが生じることになります。量的には多くはないのですが、食べ物を扱う漁船には、あってはならないこととなります。今回、チャンスと見て、このシリンダーを取り外し内部点検、および必要であれば交換作業を行う予定だったのです。
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キラキラして、きれいですが、内部がよく分かりません。でもたぶん、これはOKでしょう。

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写真上部、奥の方になにかキズがあるようです。

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これはどうでしょうか。
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キズがあります。こんな小さな腐食でも、高圧ですので、オイルが漏れ出す可能性があります。

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デカイ、キズです これはシリンダー交換です。
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これもです。4本中、3本が交換必要と思われました。

正直、参りました。1本くらい交換かな、と高を括っていたのが間違いです。このシリンダー、けっこう高価です。イタリアから送ってもらわなければなりません。
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by mobulamobular | 2013-04-20 05:32 | 定置網船 | Comments(0)
Scomber scombrus
主にアイスランドとEU、それにノルウェーやロシアを巻き込んでの、いわゆる"サバ紛争"は、まだまだ解決しそうにありません。そんな中、、また、漁獲禁止となってしまいました。

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学名 Scomber scombrus、 英名 Altantic mackerel、 ポルトガル名 Sarda、 和名 タイセイヨウサバ(ノルウェーサバ)、 です。

今年のポルトガルのノルウェーサバの漁獲割り当て(quota)は、おおよそ5000トンほどあったはずですが、3月27日に漁獲がquotaの80%に達したと連絡があり、4月1日に終了となってしまいました。上の写真のノルウェーサバは、アルガルベ定置網に入ったもので、時期が悪いのか、やせています。全長41cm、体重500gでした。

正確な数字は知りません。でも、たぶん北大西洋で獲れたノルウェーサバの半分近くの最終消費地は、日本ではないでしょうか。最近、中国向けの輸出量も増えていると聞きますが、これも中国で加工された後、最終的には日本に行くものと考えられます。こんなですので、ノルウェーサバ漁は儲かる、ということになり、サバ紛争は、政治色の濃いものとなっています。

つまり、このサバ紛争には、日本にも応分の責任があるということです。そして、そのとばっちりを受けているのが、ポルトガルの漁師です。もっといえば、ポルトガルに住む、〆サバ好きな日本人です。

ノルウェーサバの生息域としては、南端に位置するアルガルベでは、獲れたとしても年間数トンのレベルで、何万トン、何十万トンと漁獲している北大西洋とは比べものにならないくらい少量です。それを北でいっぱい獲ったから、南もお終い、というのは納得がいきません。

いい加減に、この成金主義を止めてもらいたいと思いますし、日本もなんでも金で解決するやり方を、そろそろ改めてもらいたいものです。

しかし。政治的交渉の結果、4月17日より、再びポルトガルのノルウェーサバ漁は解禁となりました。これで、また安心して〆サバが食べれます。ちなみに、〆サバには上の写真のように、あまり脂のない、やせのサバの方が美味しかったりします。
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by mobulamobular | 2013-04-19 05:02 | | Comments(0)
曳航
PENの続編です。
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うまい具合に、潮が港から漁場の方に向きましたので、若干、波がありましたが、「曳航」して行きました。

気温も上がり、水温も上昇してきたので、ちょっとあわてた作業になりました。
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2時間半の長旅でしたが、無事到着。以前のもの(左後ろ)は、近い内に丘に曳航する予定です。そして、網入れも済みましたので、これで準備OK 、となりました。
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by mobulamobular | 2013-04-18 05:35 | 定置網 | Comments(0)
Sarda sarda
春の上りガツオがいない代わりに、この魚が来てくれます。アルガルベ定置網では、春を代表する魚になっています。
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学名 Sarda sarda、 英名 Atlantic bonito、 ポルトガル名 Sarrajão、 和名 タイセイヨウハガツオ、 です。

ちなみに、日本近海の「ハガツオ」の学名は、Sarda orientalis になります。地方名として、「キツネガツオ」あるいは「ホウセン」などとも呼ばれています。

クロマグロ、カツオ、ソウダガツオには「青色」の印象がありますが、ハガツオは、サバと同様に、「緑色」の印象を受けます。これは、回遊している海域の水色にも関係していると思われ、上記青色3種に比べ、比較的透明度の低い、濁りのある水を好んでいるように思います。
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ここらでは、春から夏にかけて、脂がのり過ぎると、もともと柔らかめの身が、さらに柔らかくなり、刺身には不向きです。しかし、同じ時の魚でも、個体差がかなりあります。

写真の個体は、体重1.9kg、全長55cm。やや、小振りで、スマートな体型。"やっぱり"、これは刺身でいけました。
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by mobulamobular | 2013-04-17 04:07 | | Comments(2)
鉄骨
ロードローラーの続編です。

基礎工事もとりあえず終わり、次の資材の搬入を待っていたのですが、やっと到着です。
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こんなだったのが。

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こんな感じになり。

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こんなになりました。
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by mobulamobular | 2013-04-16 04:39 | 定置網 | Comments(0)