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よりそわれながら
もうみんな水族館に引き取られて行ってしまったのですが、マンボウによりそいながら活魚施設の水槽内で泳いでいたブラックフィッシュの数が増えていました。
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今年はどうやらブラックフィッシュの当たり年のようです。
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それと、ブリモドキの方は、やはり捕獲され水槽に搬入された数が増えていたはずなのですが、「1対1ルール」でもあるのでしょうか、1尾のマンボウによりそっているのは終始、1尾でした。

それも、一所懸命に、です。

しかし、マンボウにとってこれで「共生関係にある」、と言えるのでしょうか。











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by mobulamobular | 2012-05-31 06:10 | マンボウ | Comments(0)
Corvina 2012
最近はめっきり話題となる機会が減ってしまいましたが、ひさびさの登場です。
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学名 Argyrosomus regius、 英名 Meagre、 ポルトガル名 Corvina、 和名 オオニベ です。

こんなに獲れて、スゴイ。とか思われるかもしれませんが、ちょっと、裏の事情があります。確かにアルガルベ定置網に入ったのですが、すべて全長50~60cmほど、体重2~3kgの個体ばかりです。コルビナの場合、小さな個体の入網もありますが、いつもは数尾程度で、それも秋から冬に入るのがふつうです。それが、この時期にこんなに多く入るのは、なにか不自然なような気がするのです。

この種は養殖魚として、流行るか、に見えたのですが、成長が遅いことから事業としてあまり芳しい結果が出せないでいます。一時はフランス、スペインを中心にヨーロッパ各地で官民を問わず、いっせいにスタートした養殖魚のホープだったのですが、今では、需要が伸びないことから、「やりっぱなしの養殖場」や「ほったらかしの養殖施設」が出はじめ、結果、時化などで網が破れたりして施設から逃げ出す魚や、「放流」されるものが多くいるようになっています。

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そんな中、これはあくまでも想像ですが、近くにあった「宇宙ステーション」みたいな養殖イケス網が破れ、中にいた大量のコルビナが海に逃げ出した、のでは、ということです。こういう推測は、たいがい大当たりなのですが、"元の持ち主"からは何のクレームもないので、"ほったらかし"にしています。

余談になりますが、これらを定置網で獲って、市場に出すと、"当然"、「養殖魚」ではなくて、「天然魚」となります。ですから、市場では養殖魚の倍以上の値がつき、バンバン売れてます。なんか妙ですが、妙なことはこればかりではありませんし、世の中、妙なことの方が多いくらいですので、こんなものか、といったほどしか関心が寄せられません。

とても美味しい魚です。でも、上述の「宇宙ステーションから逃げた魚、云々…」の話が、本当だとしたら、この子らの親魚は定置網が提供したものですので、つまり、この子らは定置網の申し子、ってことになるかもしれません。何れにせよ、「数奇な運命」、と言えるのではないでしょうか。










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by mobulamobular | 2012-05-26 06:39 | | Comments(4)
平均をとること
この場合の「平均」とは、"統計的なこと"ではなく、また、"中間の値"でもなく、ましてや"中庸"という意味でもありません。"つり合い"、つまり"バランス"をとる、ということになると思います。
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異常気象前の水温は、ずっと低い状態が続き、14~15℃あたりを推移していましたが、あの熱波でドーンと今年初めて20℃を越え、20.5℃まで上昇しましたが、その3日後、再びガツーンと下がり14.5℃となってしまいました。その差6℃もあり、まさに夏から冬へ逆戻りです。
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こういった激しい気象の変化は、定置網漁業にとっては好ましいことではないのですが、これも「平均をとること」なのだと思います。こうして今年の5月の"平均水温"も17~18℃ほどで、"平年並み"とかになって、何ごともなかったかのように過ぎ去っていくことになるのかもしれません。
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その点、こうしてブログに記事にして残しておけば、忘れることなく、平均をとっている今年の5月を思い出せる、という訳です。特に、最近はめっきり記憶に自信をなくしていますので、「日記」としての効果絶大です。
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雲の多い日が続いています。今年は、天候が安定するには、6月を待たなければならないかもしれません。
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少雨~寒波~低温続き~突然熱波~低温に戻る、ときていますが、この先はどうなるでしょうか。そして、夏は来るのでしょうか。










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by mobulamobular | 2012-05-23 04:41 | 気象 | Comments(2)
Pagellus bellottii bellotii
"アサヒダイ"ですが、前回の問題は未だ解決されていません。これは最近の個体です。
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学名 Pagellus bellottii bellottii、  英名 Red Pandora、 ポルトガル名 Bica-buço、和名 アサヒダイ となります。


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全体的に"黄色い尾鰭(caudal fin)"ですが、マージンは、"赤"です。


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眼(eye)、 鼻孔(nostril)、 前鰓蓋骨(preopercle)、 主上顎骨(maxillary)、 など。


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上顎(upper jaw)の前上顎骨(premaxillary)と下顎(lower jaw)。


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側線(lateral line)、 対鰭(paired fin)である胸鰭(pectoral fin)、 … "朝日"ダイ。











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by mobulamobular | 2012-05-22 04:47 | | Comments(0)
ぶ~んと、ブリュッセル
とってもたいせつな会議だから、というお達しを受けて、再び行ってきました。でも今回は前回とは異なり、前日にリスボンまで行って、翌朝ブリュッセル行きの便に乗る、"賢い選択"を実行したので、ほぼノントラブルでした。

ちなみに、あの時に破壊されたFaro空港は、4月下旬になんとか修理を終えた様子です。
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写真も"真っすぐ"撮れました。ここの会場では毎日いろいろな分野の会議が行われているそうです。そのひとつに参加したのですが、あらためて"EC"のむずかしさを感じました。

文化や習慣の違いを乗り越えてひとつにまとまる理想とは裏腹に、まずはここでも「言葉の問題」が現実には大きな障害になっていることは否めないと思いました。

会議場内の両サイドには、スモークドグラスの後ろ側に通訳のブースがあり、この日は英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語などが、各机に設置されたヘッドホンを通じて選択できるようにはなっていますが、専門用語などが飛び交う会議において、どこまで通訳が対応できるのかははじめからちょっと不安に思っていた点なのですが、やっぱり、だと思いました。
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目の前に座っていたスペイン人が質問をします。当然、母国語でまくしたてるように喋ります。これを北欧人の議長さんはヘッドホンを通じて「英訳」で聞いていたのですが、質問が要領を得ません。こちら側で同じくその英語を聞いていたのですが、意味不明の箇所が多くありました。結局、議長さんは「分かりませ~ん」と答える始末。すると質問者スペイン人は英語で話し始めました。「なんだ、英語できるんだったら、はじめから英語で話せよ。」とも思いましたが、"スパニッシュ・イングリッシュ"を喋る彼からは高飛車な態度も勢いも消え去り、まるで別人による質問を聞いているようになってしまいました。

また、ECからの説明はプロジェクターを使いながら行われました。担当委員が複数いて、それぞれ「自分の言葉」で喋ります。しかし、大概は英語です。そんな中、フランス人。あわててヘッドホンを装着。やっぱり、フランス語でもにゃもにゃ喋り始めます。今回の英訳はよく、なるほどと聞いていたところ、プロジェクターに資料を投影し始めました。見て、びっくり。資料もフランス語です。これについて、誰からも文句は出ず、フランス人の説明は終わりましたが、皆さん、理解したのでしょうか。
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まぁ、こんなことは、こんな訳の分からない水産分野の会議だけ(!?)のことでしょうが、あらためて、ECって、すごいな、と思いました。

多言語国家、ベルギーのブリュッセルからでした。















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by mobulamobular | 2012-05-21 06:48 | 出張 | Comments(2)
あっさり
歳のせいか、はたまた、脂っこい魚を今まで食い過ぎたせいか、これがとても美味かったです。
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学名 Scomberesox saurus saurus、 英名 Altanlic saury、 ポルトガル名 Agulhão、 和名 ニシサンマ、となります。

"こっち"のサンマですが、日本のサンマ(Cololabis saira)のような、ぼってりした感じはありません。もっとも、もっと北に行けば、それなりのサンマに出会えるのかもしれませんが、アルガルベにおいては、スレンダーな体型のもののみです。
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でも、サンマ特有のビターな味わい、骨離れのよさなど、大根おろしとともに"あっさり"焼き魚でOK、と思いました。

チャンスがあればお召し上がれ、といいたいところですが、ポルトガルでは、まずこの魚を市場や魚屋さんおよびスーパーなどで見ることは、残念ながらないと思います。

ちなみにOlhãoでは、このサンマのことを、"Rufião"(ケンカっ早い奴)と呼んだりもしますが、何故かは不明です。











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by mobulamobular | 2012-05-19 05:00 | | Comments(10)
ヤング・ジェネレーション 2
たとえば、ヨシキリザメのときです。


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眼がまだ、やんちゃ坊主。








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by mobulamobular | 2012-05-17 04:00 | サメ・エイ | Comments(2)
クロコダイル
つまり、「ワニ」のような魚、といいたいのだと思います。もっと、よく頻繁に獲れる魚だと思っていたのですが、そうでもなさそうです。
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"ベロンベロン"とは異なります。確認してみてください。
学名 Tylosurus crocodius、 英名 Hound needlefish、 ポルトガル名 Agulheta crocodilo、 和名 オキザヨリ、 です。
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なんといっても、その特徴はギザギザな嘴にあります。
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また、胸鰭、腹鰭が発達していて、身体全体が剛健な感じがします。
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これで、バクッて、感じですか。ふだんは、いつも、もっと沖にいるのでしょう。












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by mobulamobular | 2012-05-16 06:05 | | Comments(0)
異常気象
5月では、今までの記憶にありません。
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これぞ、異常気象、熱波到来です。お陰で、漁の方はシラケてしまいました。ちなみに、太陽黒点数は5月13日が138、5月14日が156、だったそうです。多いですね。










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by mobulamobular | 2012-05-15 06:27 | 気象 | Comments(0)
サバ大漁
"スーパームーン"のご利益でしょうか、大きなサバ(Scomber colias)が大漁です。
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しかし、17年間、変わらずの"オレンジ箱"です。1つの箱には、サバが15kgずつ詰められていますが、これが、めんどくさい。それが3000箱以上(近年、まれにみる多さ)、場内にところ狭しと並びました。
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早朝4時からの水揚げ作業。その後、再び漁に出て、大きなサバが30トンほど追加されました。最終的に水揚げ作業を終えたのが夕方5時。これじゃ、働き過ぎです。しかし、1日にこんなに多いサバを水揚げしたのは、新記録かもしれません。そのせいなのか、あるいはこれもムーン・パワーなのか、市場のコンピューターがイカレてしまいました。ちょっと、意気地がない気もします。









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by mobulamobular | 2012-05-10 06:21 | | Comments(0)