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雨天
相変わらず、こちらの天気予報はよく当たります。
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じつに1月16日以来、今年2度目の雨天らしい雨天となりました。風向きは東よりから南よりに変わっています。
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by mobulamobular | 2012-03-31 06:33 | 気象 | Comments(2)
雨・雨・雨
これだもんな。"サ・カ・ナ"って感じです。
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注) ポルトガル語で、「サカナ」とはあまり品のよい言葉ではありません。発声時にはご注意を。










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by mobulamobular | 2012-03-30 06:16 | 気象 | Comments(0)
色が失せる
夜明け前、周辺にはいつもの色はありません。
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月のような太陽からは、いつもの色彩は放たれませんでした。
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複雑なものは複雑なままがよいと思います。単純化はしない方がよいと思います。

時化7日目の朝を迎えようとしています。












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by mobulamobular | 2012-03-29 05:23 | 定置網 | Comments(0)
「大航海時代」の終焉
終焉の理由」について、引き続きあれやこれや考えています。

日本人にとってポルトガルは「鉄砲の伝来」以来の付き合いで、今は日常生活にも「カステラ」「タバコ」「ボタン」「カルタ」などのポルトガル語に由来した多くの単語が日本語として残っていることから、とても「身近な国」とか「親しい間柄」といった単純なイメージを抱いていることが多いと思いますが、ポルトガルでは一般の人でこういった史実や関係を知っている人はほとんどいないのが実情です。よって、ポルトガル人にとって日本は「極東の一国」「世界で一番訳のわからない国」、あるいは「カラテ」とか「ニンジャ」という、一般的な外国人が持つ日本に対する極ありふれた見識しかなく、特別に親しさなどは感じていないのが普通だと思います。やはりポルトガル人にとって最も関係の深い国といえば、スペイン、イギリス、フランス、オランダということになるのでは、と思います。

ですが、そんなポルトガルに対し比較的親密なイメージを持っている日本人も15世紀から始まった大航海時代の「ポルトガル海洋帝国」のことは先述の日本史からよく知っていますが、その後しばらくの間はポルトガルからの音沙汰はなく、次のポルトガルからの話題となりえたのは1986年東京国際女子マラソンでのロザ・モタ選手の優勝、1998年のリスボン万国博覧会、あるいは2004年のサッカーのヨーロッパ選手権だったのではと思います。いつの間にか、というよりは当然のごとくEUの一国となり、その後順調に経済成長をしているのかなと思いきや、今ではEU最大のお荷物国とまでなってしまったポルトガルの何がどうなっているのか、一時期スペインと世界を二分するまで強大化した海洋帝国がどのように今に至っているのかは、とても不思議なことであり、興味のあるところなのです。

で、今回は「大航海時代の終焉の理由」について探ってみたいと思います。アルガルベ地方の定置網漁業の終焉の理由を調べる上で、何かそこにヒントとなるものがあるかもしれません。


さて、どのように当時人口百万人ほどの小国ポルトガルが大航海時代をリードする海洋帝国になったのかは、いろいろな時代的背景があったにせよ、まずはポルトガルの国土が地理的に優位なポジションにあったことがベースにあると思われます。このことは北大西洋海域の天候にも大きく関係することで、特にアソレス高気圧とそれによる風と海流が船の航海に有利に作用したものと考えられ、この自然環境なくしてはポルトガルの大航海時代はなかったと思います。
(写真はSagresから見た大西洋)
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しかし、自然環境の恩恵のみで未開の海に出ていける訳ではなく、その時すでに大航海に必要な全般的な技術と知識がポルトガルにはあったということになります。航海技術については「エンリケ航海王子」や、サグレスにある航海学校(FORTALEZA DE SAGRES)の業績とも考えられていますが、それより先に、5世紀に及ぶポルトガルのイスラム支配の時代にモーロ人より伝承された様々な航海技術や知識の蓄積があったことが、文化的背景としてとても重要な点と考えられそうです。
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自然環境と航海技術を兼ね備えたポルトガルですが、未だ単独荒波に乗り出していく動機づけとしては不十分のような気がします。これにはやはり当時の社会的背景を加える必要があると思いますが、14世紀中ごろにヨーロッパ全域で大流行した「黒死病ベスト」(今ではこれはペストではなく、ウィルス性出血熱であったと言われています。)によりヨーロッパの人口が半減したことから社会的・経済的な大混乱が巻き起こり、結果、もはや国内だけでは国家財政のやり繰りが賄いきれなくなったことから、海外への進出によって事態の打開を図ろうと考えたようです。
(写真は現在のSagresの港)
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ポルトガルのみならずヨーロッパ全土に同様の問題が広がっていたにもかかわらず、ポルトガルが先陣を切って大航海時代に突入できた理由は、そのころスペイン、イギリス、フランスなどの他のヨーロッパ諸国は未だ国内の封建闘争がおさまらず国家としてのまとまりがなかったのに対し、ポルトガルはすでに中央集権化が進み、挙国一致で海外進出を国家事業として促進できたことにあるようです。(余談ですが、ポルトガルにはこの当時のフットワークの良さを思い出していただき、是非、現代社会においても活用してもらいたい、と思います。)
その後始まった大航海時代の成功と繁栄についてあまり興味はありませんが、諸行無常です。16世紀中ごろには、それが「衰退」に転じ、後半には「大航海時代の終焉」を迎え、おまけに1578年にはスペインに併合されてしまいました。


「天国から地獄」だったろうと思います。その終焉の理由については諸説あると思いますが、根幹には「制度的問題」があったようです。皮肉なことに、先述のように国王が先頭に立って推進したからこそいち早く実現した海外進出も、いつまでも国家による商業独占状態を続けたため、いろいろな弊害が生じてしまった、ということです。これについては500年も前の出来ごとながら、今のポルトガルにも通じる慢性的な(?)問題があるように思えてなりません。まさに「歴史は繰り返される」の典型です。大航海時代、世界各地に設置された商館には、国王から任命された役人が赴き、官僚制度が構築され、いわゆるブロクラシーが民間人の進出を阻み、国内においても企業家精神に富んだ人々のやる気を削ぎました。一方、役人らは大きな富を得ましたが、その富を産業の拡大や新たな事業への投資には回さず、もっぱら贅沢品や不動産の購入に当ててしまったのです。また、国内における基幹産業である農業や成長すべき工業にもせっかくの富は有効に生かされず、単なる中間貿易に終始したため、何も残らなかったということです。これに対し、大航海時代初期には出遅れたもののイギリスやオランダにおいては、民間人がいかんなくその活力を発揮し、海外貿易の拡充が国内産業の発展にも大いに寄与した、のでした。そして出来上がった「差」が、現代社会においても継続中、ということになります。


何か思い当たるふしはありましたか。













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by mobulamobular | 2012-03-28 05:37 | ポルトガル文化 | Comments(0)
ノルウェーサバ
困ったことになりました。今年は大好物の"バッテラ"が食べられないかもしれません。
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学名 Scomber scombrus、 英名 Altantic mackerel、 ポルトガル名 Sarda、 和名 タイセイヨウサバ、あるいはノルウェーサバ。

この魚についてのポルトガル水産局からのお達しです。
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3月23日より今年いっぱい、ノルウェーサバが禁漁になるということです。理由は今年のポルトガルのノルウェーサバの漁獲割当量(Quota)が終了したため、となっていますが、3か月もたたない内に、5000トンものQuotaを獲り終えたとは信じ難く、また政治的道具にされてしまった(あるいは、"売ってしまった")のかという疑念がつきまといます。

知っています。一昨年来、北大西洋では自然環境の変異かなんかで、ノルウェーサバの回遊ルートが変化し、従来ノルウェーがノルウェーサバを漁獲していた海域を外れ、もっとアイスランドやファロエ諸島よりになったため、アイスランドとファロエ諸島に対し、乱獲しないように求めている騒動です。
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ノルウェーサバは、EU諸国、ノルウェー、アイスランド、ファロエ諸島にとってとても大切な漁獲対象魚種ですが、今回アイルランドとファロエ諸島がEUとノルウェーの反対を押し切って自国の漁獲量を引き上げたため、「サバ紛争」に発展しているのです。

詳細についてもっと知りたい場合は、WEB上で検索してみてください。ただし、どこにでもある漁業交渉と何ら違いはないと思います。ルールはルールとして尊重すべきですが、こういった場合の常として、弱者が強者のより一層の強大化を嫌うのは理解できますが、強者が弱者のアップスケーリングを嫌うのはどうなのかな、と思ってしまいます。既得権の防衛でしょうか。そこにまた、資源の問題とかを持ちだして、世の中を脅迫しています。

でも、この「サバ紛争」とポルトガルにおけるノルウェーサバの漁期終了との因果関係は今のところ明らかではありません。







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by mobulamobular | 2012-03-27 05:54 | | Comments(2)
3月の時化
案の定なのです。
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こればかりはいつまでたっても、慣れません。不安とともに脳裏を横ぎるのは「2003年の3月の時化」です。その時、全損に近い事故をやってしまいました。

春の時化は、秋の時化に比べて波高では劣るものの、潮が駆けます。ちょうど今回の時化のように東よりの風によるものは、特に東から西に向かってもの凄く速い潮が行く時があります。これにやられてしまったのです。

季節の変わり目、特に春分の日の前後には注意が必要であることは重々承知しているのです。ましてや天候不順の年、加えて大潮まわりです。条件はそろったように思われます。

今年はちょっとした理由により、かなり早い時期からひさびさに3月の操業再開を考えていました。図に乗ったためか、記憶が薄らいだか、今となれば引き返すことなど不可能です。
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by mobulamobular | 2012-03-26 06:41 | 定置網 | Comments(0)
18年目の漁季
やっと2杯の本船の上架を終え、定置検査もクリアし、「18年目の漁季」に向けて網入れ作業を開始しました。
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この距離がとても大切です。手前はRia Formosa、定置網は沖合約4kmのところに設置しています。
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彩りを取り戻した網は再び海に向かいます。
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明日はいよいよ箱網の網入れ作業です。











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by mobulamobular | 2012-03-20 04:26 | 定置網 | Comments(2)
ハーバード公衆衛生大学院
こういう見方(perspective)もあります。こういう見方をするようになっています。でもこういう見方は本来はよくないこと、だと思います。
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ポルトガルの新聞記事です。タイトルは、「赤い肉(主に牛肉のことでしょう)は、思っていた以上に致死性が高い」ということで、内容は、赤い肉を食べることは心臓や循環器系の病や、ガンになるリスクの増加につながるということです。
この情報の出どころは、Harvard School of Public Health:HSPH (ハーバード公衆衛生大学院:1922年にハーバード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)の共同プログラムとして始まった、米国最古の公衆衛生大学院の一つ。)から最近プレスリリースされたものです。

あの米国・ハーバードの研究結果ですから、これは「本物」、あるいは「本気」とすぐに思ってしまいますが、一方、「なぜ今ごろ、ハーバードみたいにデカイところが、牛肉を腹いっぱい食べれるような国や社会においては誰でもが知っているような、いわば常識的な食生活の注意事項的な内容の研究結果を、恰も新発見のように大々的に報じる必要があるのだろうか」という、ちょっとした疑念を抱いてしまいます。

また、この伝統と権威ある研究機関の研究結果の真偽とは別に、この報道によって、仕事上の「損得」に影響を受ける人たちがたくさん存在する、ということを忘れてはいけません。ざっくばらんに言わせてもらえば、確実に「損」と感じるのは「肉屋さん」の関係でしょう。牛肉の消費量がこれを機に減少する可能性が大です。逆に、ちょっとだけ「得」と感じるのは「魚屋さん」の関係になるかもしれません。牛肉を控え、今晩のオカズを魚にする人が増える公算大です。

この伝統と権威ある研究機関の研究結果発表の真意とは別に、この報道は、たくさんの人たちにとって各方面に対したくさんの画策をしかける動機づけになったり、それにより、たくさんの人たちがストレスを感じて憂き目にあったり、言い出すのキリがないので止めますが、人々の健康によかれと思った発表や報道が、結果、人々を心身ともに疲れ果てさせることになるかもしれません。

「ジャンクフード」による健康被害は言われて久しいですが、今回はその内容物にまで問題が発展するのでしょうか。それとも、タバコのように牛肉のパックに"WARNING : Red Meats cause cancer"と書かれたシールを貼って売らなければならない法律ができたりするのでしょうか。

これに似たようなことを、日本人はクジラやイルカで経験していると思います。「環境保護」が大前提ですが、実際はクジラやイルカが食料市場から消えれば、「得」をする人たちがいる訳です。

ポルトガル人がそういうことを経験する時はあるのでしょうか。

何れにせよ、今回のターゲットは「米国」であり「牛肉」です。相当の既得権益、と思いますが、それへの「誰」の挑戦なのでしょうか。












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by mobulamobular | 2012-03-16 06:02 | ポルトガル文化 | Comments(0)
GET OUT OF TOKYO NOW
あれから1年。
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"今すぐ、東京から脱出せよ"。自然の恐さと偉大さをちょっとはふつうの人よりも感じていると思うのですが、身内がTOKYOにいるとなると、まさに息を呑む新聞記事の見出しでした。

恐怖から怒り、それが慣れや呆れやあきらめに変わってきたように思える1年でしたが、先日やっと、東電の株主らが総額5.5兆円の損害賠償を求める訴訟を起こしたそうです。

「個人の責任」が焦点となるそうですが、みんなで渡った赤信号をどうやって東京地裁が裁くのか、不謹慎かもしれませんが、見物です。

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一方、未だたくさんの人たちが家族を失い家を失って苦闘の日々を過ごしています。深い傷を負った心は、この先も決して癒されることはないかもしれませんが、ひとりでも多くの人が新たな希望を持って前向きに生きていけるようになることを祈ります。


だから、まだこのことは忘れるわけにはいきません。









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by mobulamobular | 2012-03-12 06:20 | 自然 | Comments(0)
おさらい
2012年に入り、混沌とした日々が続いています。「経済危機」と表記されがちな今のカオス状態は、実は現代を生きる人々の精神構造にも問題が及んでいるのではないか、という指摘は大いに気になるところです。

さて、「おさらい」、です。
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やっぱり、です。昨年暮れに実施されたポルトガルの高速道路の有料化はECによると「EUの掟」破りの可能性があるということです。まことにもって、しらけた話となっています。

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失業率が14.8%に達した、というニュース。最悪の状態が進行しています。

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ポルトガル・キリスト教教会。やっぱりこれだけは引けない様子です。今年の労働法改正によって、やみくもに決まった"Corpo de Deus"の休日召し上げに断固反対です。一時の「経済危機」の影響で、何故、何百年もの伝統行事が葬り去られなければならないのか。信者さんたちの気持ちは如何に、です。

つまり、あまり好転はしていないということです。














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by mobulamobular | 2012-03-11 05:53 | ポルトガル経済 | Comments(0)