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ストレス
とてもストレスを感じる日が続いています。

ポルトガルでもストレスは"Stress"です。ブラジル人は"Estresse"と言うようです。
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今の時期()、底抜けの青空の下、アーモンドの薄ピンク色の花が新緑をバックに鮮やかに咲いているのが、アルガルベ定番の光景ですが、今年の1月は、愚図ついた天気が多く、太陽のない日が続いていました。
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雨風で沖は時化模様です。週末には風・雨ともに強まりそうです。お近くにお住まいの方はご注意ください。
これも前回の「アイルランド低気圧」の仕業です。どうやらアソレス高気圧の方が力不足のようです。
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このまま散ってしまうのはとても残念です。











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by mobulamobular | 2009-01-31 01:06 | 定置網 | Comments(1)
アイスランド低気圧
定置網軍団は今週より作業を再開しました。しかし、まだ操業再開に向けての準備を陸上で行っているところです。

丘に上がった河童から見た朝日です。
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先日お伝えしたように、寒い日が続いています。"Café"に屯する外発的動機づけには十分です。
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天候不順を象徴してかのように、太陽の周りには丸い虹が見えたりもしています。
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さて、この雲群の基軸となっているのが冬になると必ず現れる北大西洋の低気圧です。これを「アイスランド低気圧」と呼びます。北米大陸やメキシコ湾で発生し、北米大陸東岸を北東に進み、アイスランド近海で、時に猛烈に発達します。ちなみに明日の予報では940hPaほどになりそうです。台風並みです。こんなのが冬の間はいつもここらにあります。
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このアイスランド低気圧とアソレス高気圧の大気のシーソーゲームが北大西洋振動(North Atlantic Oscillation)というテレコネクションということになりますが、アイスランド低気圧はそこからヨーロッパに「暖かい」風を送り込み、高緯度の地域でも比較的温暖な気候を保つことのできる要因となっています。北海道・札幌市はおおよそ北緯43°で、1月の平均気温は-0.9℃(最高)/-7.7℃(最低)です。しかし、ヨーロッパには札幌市よりも高緯度の都市が数多くありますが、それらの同月の平均気温ははるかに暖かなものになっています。例えば、北緯51°のロンドンは8℃/5℃、北緯59°のオスロは0℃/-4℃、北緯64°のレイキャビクは2℃/-2℃、といった具合です。
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アイスランド低気圧から送り込まれる風が何故「暖かい」のかは、近海の水温に大いに関係しています。上の図はリアルタイムの表層海水温分布図(SST)でNOAAから拝借したものです。これから北大西洋の高緯度まで水温が高い(8~12℃ほど)ことが分かります。これはメキシコ湾流(Gulf Stream)から北大西洋海流(North Atlantic Current)へと続く世界でも最大級の暖流による恩恵です。
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一方、北海道近海の水温は緯度が低いにもかかわらず、それよりも低水温であることも分かります。つまり、アイスランド低気圧による風はこの暖かい海水の上を通過することによって比較的暖かい空気をヨーロッパに
送り込んでいる、ということになります。では今、何故、ポルトガルは例年に比べ寒いか、ですが。
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もう1枚NOAAより拝借しました。これも同じくSSTですが、こちらは例年の海水温との「差」を示した図です。これによりますと、アイスランド近海の海水温は例年並みか例年に比べ1℃ほど高い値で推移しているのに対し、ポルトガル近海は逆に1℃ほど低くなっています。よってせっかくのアイスランド低気圧による風も、このことから冷やされ、ポルトガルでは例年より寒いと感じている、と勝手に推測しています。

しかし、当然のことながら、これらのことだけで今の天候を理解することはできません。風が海流をつくり、地球の自転がその向きを変えます。高水温の海水が低気圧にパワーを与え、風力を増します。その姿は刻々と変化します。まさに4Dの世界です。

"こんなもん"と深い関係を持つ定置網です。
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満開です。










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by mobulamobular | 2009-01-23 17:52 | 気象 | Comments(0)
Recessão
もういや、というほど聞き飽きて見飽きた話題で恐縮です。
Recessão = Recession = 景気後退 ですが、ポルトガルにもようやくやって来ました。
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昨年末より風の便りでちらほらとリスボンあたりでは景気の悪い話が増えていると聞き及んでいましたが、
ここアルガルベでは実感がありませんでした。
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コルクが売れなくて農家が困っている様子です。このままだと今年は収穫できないことになりそうです。
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ご自慢の観光業も特にイギリスからのお客さんの減少に頭を悩ましています。
他にも高級リゾートホテルやゴルフ場の建設などを手掛けてきた大手建設会社の倒産などのニュースもありました。

でも、周囲の人々はいたって冷静であるように見受けられます。騒がず、あわてず、なるようにしかならない、
といった趣で、貫禄めいたものを感じます。
少し褒め過ぎでしょうか。というか、特にこの件に関しては興味がないので、話題にならないといった方が、
中らずといえども遠からず、かもしれません。

どうしてそうなのかは分かりません。

ヨーロッパは寒い日が続いています。ご多分にもれず、ポルトガルも寒気団の南下で寒く、めずらしく「雪」の話題を
多く耳にします。そんな中、事務所の前の花壇では「ひまわり」が開花しました。
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やはり、太陽と海(Sol e Mar)のアルガルベです。
多少の寒さなどには動じません。
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by mobulamobular | 2009-01-21 01:44 | ポルトガル文化 | Comments(2)
Fluviário de Mora
ポルトガルにはリスボン水族館(Oceanário de Lisboa)の他、老舗のAquário Vasco da Gama が同じく首都リスボンにありますが、
2007年春にリスボンから東に約100kmほど行ったところのMoraという町にFluviário de Moraという水族館が新たにオープンしました。
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この水族館は内陸地に位置するため、淡水魚を中心に展示が行われています。ポルトガル国内で見られるものをはじめ、
アフリカやアマゾンからの魚もいます。小規模ながら、こじんまりとした落ち着いた雰囲気の水族館です。館内のみならず
外では遊歩道の建設も進み、これからも楽しみが増えそうです。
昨年から、一部の水槽を改良して、海水魚の飼育にもチャレンジしています。

すでにエイ類やタイ類の魚を搬入しましたが、本日あらたにトードフィッシュホウボウラージスケール スコーピオンフィッシュらを
水族館のスタッフが取りに来ました。

地道な努力の積み重ねにより、地域に根付いた、皆に愛される水族館が彼らの目標です。
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by mobulamobular | 2009-01-18 22:14 | 活魚 | Comments(0)
Olhanense
オリャネンセ - オリャオの。オリャオ人。 という意味です。

ここの定置網はOlhão(オリャオ)の町をベースとしていますので、漁師のほとんどがオリャネンセです。

さて、今日はサッカーの話です。
昨日、オリャオのプロサッカーチーム"Sporting Clube Olhanense"が、実に30数年振りにポルトガルの最強豪チーム、ベンフィカ・リスボンと公式戦(Taça da Liga)で対戦しました。
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結果は惜しくも1対4で敗れましたが、先制点をOlhanenseが入れた瞬間はオリャオ中が総立ちの興奮状態になりました。ベンフィカはお存じのとおり、ポルトガルを代表する名門チームで、毎年ポルトガル1部リーグで優勝を争っています。かたやOlhanenseはポルトガル2部リーグで昨年の成績は5位です。よって、昨晩の試合の結果は甘んじて受け入れなければなりません。しかし、Olhanenseも1912年創立の歴史あるチームで、1923-24年のシーズンにはポルトガル杯で優勝、44-45年は準優勝という輝かしい成績をおさめた古豪チームでもあります。

定置網漁師の子供らの中にもOlhanenseのジュニアチームでプレーしているのがいます。
将来が楽しみな人材と評判です。プロデビューしたら、定置網もスポンサーにならなければなりません。

今日もオリャネンセの夢は広がります。

ここでの生活には切っても切り離せない「サッカー」の話でした。
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by mobulamobular | 2009-01-16 01:40 | ポルトガル文化 | Comments(0)
あけまして、「お目」でとうございます。
遅ればせながら。
皆様にとって、2009年がよりよい1年となりますように。

残念ながら今年は初日の出の撮影はできなかったため、代わりのものを探しました。
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ズバリ、ガンギエイです。となりは鰓孔です。
少しひいて見ると、こんな感じです。
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学名 Raja(Raja) asterias、 英名 Starry ray、 ポルトガル名 Raia pintada、 和名「てんてんガンギエイ」。

何でしょうか、このギザギザな瞳は。
たぶん、瞬膜が変形したもの(もしくは瞬膜そのもの)ではないかと思いますが、定かではありません。
他のガンギエイ類も同様かどうか、これから観察したいと思います。
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by mobulamobular | 2009-01-10 01:32 | サメ・エイ | Comments(0)