カテゴリ:ポルトガル文化( 365 )
カーニバル 2010
今週はカーニバル休みです。

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春とはいえ、まだ天候は安定していません。一昨日は終日雨、昨日は快晴、今日は曇り空です。
上の新聞記事にもあるように、近所で毎年恒例の"ミニチュア・リオ・デ・ジャネイロ・パレード"の催しがありますが、まだちょっとお腹のあたりが寒そうです。でも「節分」のような行事であると考えれば理解できます。
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by mobulamobular | 2010-02-14 20:31 | ポルトガル文化 | Comments(0)
お昼ご飯
日本がまだ寒いのは知っていますが、こちらは一足先に春の訪れを迎えています。

いつも通り、町はずれのレストランに昼食を摂りに出かけます。
英名 lunch、 ポルトガル名 almoço(アルモッソ)、 和名 お昼ご飯 です。

日替わりランチメニューの中から、これだと思った一品を選びます。この日は豆と豚肉の煮込み料理、feijoada(フェジョアーダ)でした。
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これにデザートとカフェが付きます。食事が終わるとさっさと外へ出ます。

そして、しばし「春」を観賞します。
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またこの季節が来た、ということです。
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by mobulamobular | 2010-02-08 06:37 | ポルトガル文化 | Comments(2)
フィッシュ・アンド・チップス
ポルトガルのことではないのですが、あらためて「異文化」を感じさせられました。
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彼らが「フィッシュ・アンド・チップス好き」であることは以前からよく知っていました。幾度となく"本場"のフィッシュ・アンド・チップスを食べたこともあります。例えば、ポルトガルから日本に行く時、あるいは日本からポルトガルに戻ってくる時など、飛行機の都合で乗り継ぎが間に合わなくなり航空会社のアコモデーションでの夕飯となった時、街まで出る元気はなく、どうしようかなと下のバーまで降りてオーダーするフィッシュ・アンド・チップスです。「疲れ」のせいで今までそれを味わって食べたことはないのですが、職業柄、味よりもその白身魚の種類(とか学名)がどちらかというと気になるので、これも幾度となくウェーターさんに尋ねたのですが、いつも疑問を解明するまでには至りません。たぶん英名でしょうが、なんか聞いたことのない魚名なのです。

上の新聞記事、イギリスのフィッシュ・アンド・チップスについてのものです。なんかイギリスNo.1のフィッシュ・アンド・チップス店を選ぶイベントがあるそうです。当然魚名についての記述があるものと思い目を留めたのですが、「150年変わらぬロンドンのクラシックお持ち帰りご飯…」、「2009年の調査では国民の51%がフィッシュ・アンド・チップスには塩とビネガーが合うと答えた…、トマトケチャップは15%…」、「フィッシュ・アンド・チップスの人気は1927年にピークを迎え、イギリス国内に35,000もの店があったが、現在は11,500店…」、「今日では、接客や衛生状態も判定されるが、一番大切なのはフィッシュ・アンド・チップスのクオリティ…」、一向に魚の名前が出てこないと思っていたら、出ました。 "…shops are giving customers the opportunity to try different kinds of fish, such as pollack and coley, as a way of addressing sustainability." という訳で、"pollack"とか"coley"という魚だそうです。

早速、Fishbaseで検索してみると、それらは双方ともタラ科(Gadidae)の魚で、"Pollack"は、学名 Pollachius pollachius、ポルトガル名 Juliana、そして"Coley"の方は、学名 Pollachius virens、ポルトガル名 Escamudo でした。少し、すっきりしました。やはり、フィッシュ・アンド・チップスのフィッシュはタラ科の魚がメインのようです。ちなみにポルトガルで有名な"Bacalhau"の学名は Gadus morhua です。タラは種類が多くてすべての名前を憶えるのは難しいですが、食用として利用されているのは10数種類だけだそうです。

最後に、次のような記述もありました。 "buyers’ top tips to encourage responsible seafish sourcing. For example, the fish supplier needs to know the management stock from which the fish has been caught and use traceability systems (流通履歴確認システム) to assure the origin of the product. " これからもっと魚名も分かりやすくなるかもしれません。
それから、今度はいつになるか分かりませんが、次回フィッシュ・アンド・チップスを口にする時は、もっと味わって食べたいと思います。
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by mobulamobular | 2010-01-30 17:55 | ポルトガル文化 | Comments(4)
FELIZ NATAL
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カトリックの人たちに囲まれて生活していると、今ではこのイベントがとても大切なものになっています。
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by mobulamobular | 2009-12-23 07:32 | ポルトガル文化 | Comments(4)
螺旋階段
英名 spiral staircase、ポルトガル名 escada em caracol 。 
"escada"は「階段」、"caracol"は「らせん状の」といった意味。ちなみにポルトガルのCaféやBarで見る看板や張り紙に書いてある"Há caracóis"とは「でんでん虫、あります」ということ。もちろん、ビールやワインのつまみとして食べるためのものです。"caracóis"は"caracol"の複数形です。"おもしろいblog"がありましたので、参考にして見てください。

さて。このオフを利用して手狭になってきた魚の処理場を広い所に移動する作業を進めています。あらたに1階と2階のアクセスを設けることになり、いろいろ考えられる手段の中から「螺旋階段」を選択することになりました。螺旋階段というと金属製や木製を想像したのですが、業者さんの提案はコンクリ製でした。
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きれいなスパイラルを描いていますが、この設置がなかなか難しかったです。業者さんもこのコンクリ製螺旋階段はおおよそ20年ほど前に設置して以来2度目のトライだったそうで、ひとつひとつのステップの幅、高さ、そして角度を計算して、一周すると360°ですから、どの角度から登り始めるとどの角度で2階にたどり着くかを見極めなければなりません。ステップは重いですし、セメントで固定していきますのでやり直しは利きません。おもしろい経験でしたが、ちょっと細めのコンクリ製の柱にどんどん積み上げられていく螺旋階段を見ていて思ったことは、「地震がないからこういうのも在りなんだろうな」、でした。

とか、のん気にしていたら。ありました。地震です。1968年以来最大の規模だったそうで、マグニチュードは6。ポルトガル全土、スペイン、モロッコでも感じられたそうです。
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夜中の1時半、もちろん寝ていましたが、地震があった時は夢見心地で布団の中で「あ~ポルトガルでもこんなのあるんだ~」。次の日、そんなことはすっかり忘れていたのですが、昼に誰かが昨晩の地震の話題を出してきた時、初めてあれが現実だったことを思い出し、そのまま処理場に直行、螺旋階段の無事を確認しに行きました。
震度は「2」ぐらいだったのかもしれませんが、それでも地震を経験したことのない連中には十分だったようでした。上の図ですが、ポルトガルの気象庁から拝借したものです。一番大きな赤丸が今回の震源地です。他の赤丸、白丸は11月20日から12月20日の1カ月間にあった地震の震源地です。白丸は「弱」、赤丸は比較的「強」といったところです。こうしてみると、体には感じなくとも、けっこう多くの地震があることが分かります。こうなってみて思い出すのがポルトガルでも大昔には「リスボン地震」という大地震があったという事実です。震源地も今回のものとほぼ同じようなところだったそうです。歴史はいつかは繰り返すのでしょうか。
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by mobulamobular | 2009-12-21 07:17 | ポルトガル文化 | Comments(4)
海の文化について
このブログは最初の説明で『ちょっとした海の文化交流』と銘打っています。
犬や猫、または魚にも文化があるものと仮定して、「人類の文化」とは学問とか知恵や技術の「アカデミックな文化」、音楽や美術をはじめとする芸術や芸能に関する「アートの文化」など多種多様なジャンルに分かれますが、一言でいえば「生活の文化」ということに集約されると思います。この前提のもとポルトガルの海に関係する文化についてがこのブログのテーマとなっていますが、メインとしてはもう少し絞り込んで「アルガルベ地方の定置網を中心とした文化」ということになります。

「文化」とは「思い、考え、行動するパターン」のことだと考えています。「生活の文化」とは人々が日常の生活をより快適にしたいという気持ちが創造の基となります。ようするに人間の半ば本能的な考え方で成り立ち、人々の願望そのものが含まれているということです。「生活の文化」には衣食住をはじめ、人々の生活をとり巻くほとんどすべてのものが含まれ、今も次々と新たな文化要素が生まれ、生まれつつあります。ですから世の中は「生活の文化」であふれ返っています。しかし、理想はさておき、残念なことにすべての「生活の文化」が人々の日常の生活をより快適にしているかというと、中にはそうとも言えないものがあるのも事実だと思います。さらに言えば、日常の生活をより不快にしている「生活の文化」が存在していましたし、今も存在し続けている場合もあるということです。これら不快な文化の代表的なものが例えば政治であったり、宗教であったり、または教育の場合でもあった(ある)ことは周知の事実だと思います。

ですから、「文化」には「よい文化」と「よくない文化」があり、「よい文化」であればそれは継続されるべきものであって、「よくない文化」は消えて無くならなければなりません。このことは、価値観の相違により、思い、考えることは同じでも行動が異なったり、また同じように行動したとしてもその意味や目的がまったく異なったりすることがたびたびありますので、一概に「よい」、「よくない」は決められませんが、国や地域によりその場に適した「よい文化」は必ず存在するはずです。

ちょっと昔ですと、異なった考えや価値観に対して、ものごとを統一しようとする勢力が猛威をふるい、ごく少数の意見に無理やり多くの人々を導こうとする傾向がありましたが、現在では文化の多様性が徐々にですが広く認められるようになり、異文化においても互いが互いを認め合う考え方が世界に広まりつつあります。

とは言え、実際に異文化に相対する時、自分とは違った価値観、それに伴う言動を理解するのは時として容易なことではありません。思考回路の根本的ベースが異なりますから、のっけから話についていけない場面もあり、いちいちまともに相手をしていたら、それこそこちらの神経回路がショートしてしまいます。しかし、それでも相手を認めなければ前には進めませんので、こんな時は相手を理解するというよりは、それはそれ、これはこれとしてまずは受け止めることが肝要と思われます。

その後、こちらの「文化」も相手に見せることが大切です。例えば「日本の文化」というとお茶とか折り紙とか、また着物とかを想像しますが、現場ではそういうことではなく「自分自身を見せる」ということです。前述の通り、「文化」とは「人々の生活をとり巻くほとんどすべてのもの」ですので、何十年か生きた後の自分自身にはそれなりの「日本人の文化」が染みついているもので、そういったごく当たり前の自然で素朴な日本の「生活の文化」を相手に見せることから、本当の文化交流が始まるものと思っています。
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前置きがすごく長くなりましたが、「よい文化」であっても「よくない文化」に流され、または「よい文化」がたまたま「別の急進的な文化」においてきぼりにされて消えていく運命となってしまったようなケースも多いのではないかと思います。ポルトガルのマグロ定置網がおおよそ35年前に消えてしまったのも、当然自然環境の変化などもあったでしょうが、他の新しい文化との折り合いが悪くなった結果ではないかと今は考えるようになりました。

400年以上続いたアルガルベのマグロ定置網が「よくない文化」であったとはたぶん誰ひとり考えていないと思います。ですから突如その歴史に幕を下ろしてしまったのにはそれなりの理由があってしかるべきと考えるところですが、明快な答えは見つからないままです。しかし、民主化による近代化の流れの中で、「よい文化」も民衆の「生活の文化」との間に微妙なズレが生じ、いつしかもとには戻りたくても戻れなくなってしまったのではないかと思っています。

最近になってポルトガル人実業家の中から新たに定置網をやりたいと言う声が出始めていますが、未だ実現するには至っていません。必要であれば協力できる点では協力したいと考えていますが、端から見ているとプロジェクトをさらに前進させることはそんなに容易なことではなさそうです。もちろん今の経済状況ですから財政面での困難は否めませんが、本当の困難は別にあるように思えます。

新たな定置網の再開を目指す人たちにとっては、「昔やっていたことを再び行うだけの話」と考えている面もあるようですが、一度途絶えたかつての文化のリズムを総合的に取り戻し、今の「生活の文化」の流れに融合させるには「時間の隔たり」という大きな問題をクリアしなければならないのかもしれません。

そう考えると、やはり、なぜ止めてしまったのかが悔やまれるところですが、時代の悪戯だったとしかいいようがありません。
今はそんな風に思っていますが、まだまだ真相の究明は続きます。
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by mobulamobular | 2009-12-05 11:00 | ポルトガル文化 | Comments(0)
サグレス
ちょっと用事があってサグレスまで行ってきました。定置網の母港であるオリャオからは、西へおおよそ100kmの距離です。今ではほとんどが高速道路ですので1時間ほどで到着です。
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ユーラシア大陸最南西端となるCabo de São Vicente(サン・ビンセント岬)とそこの灯台です。昔はこの灯台の敷地内に入れたのですが、今回は閉っていました。三方が海というロケーションですので、いつもは大概風がビュービュー吹いているのですが、この日は比較的穏やか天候でした。さて、"Sagres"というといろいろなことが思い浮かびますが、ポルトガルで生活しているとまずは「ビール」ということになるのではないでしょうか。
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ビールにはSagres他、数種類のポルトガル製ビールがありますが、これが一番のお気に入りです。
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こんな感じで、いろんなところを走っています。次に思い出すのは、やはりサッカーです。ポルトガルのプロサッカー1部リーグの呼称が"Liga Sagres"(サグレス・リーグ)とかになっています。
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しかし、やはりここはポルトガル大航海時代の拠点で、昔の勇者が見た光景をそっくりそのまま見ることができ、体感できる、正に武者震いしそうな地の果てなのです。こんな断崖絶壁のところから、よく日本まで行こうなどという気持ちになったものだと、あらためて感心させられます。昔のポルトガル人はよっぽど凄かったのでしょう。しかし、今も昔もサグレスは"end of road"ですから、ここから先へ進むには海に出るしかなく、血気盛んな探検家たちは迷うことなく大海原へ旅立って行ったのかもしれません。
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最後にもうひとつ。サグレスにとても縁深い人物がいました。大昔のポルトガルの王子様である「エンリケ王子」です。彼は航海術の基礎を築き、国の発展に大いに貢献した今も昔も変わらぬポルトガルのスーパーヒーローです。ですから「航海王子」と呼ばれています。これのポルトガル名が"Infante de Sagres"となり、今回利用した前述のアルガルベの高速道路(A22号線)も"Via Infante de Sagres"(航海王子通り)と呼ばれています。
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by mobulamobular | 2009-11-09 00:19 | ポルトガル文化 | Comments(2)
ドリーム・ワン
最初は「棺桶」のような木箱を使っていました。
それがカートンとなり、そのうちに今の発泡スチロールの箱に取って代わりました。マグロを出荷する際に使用する箱の話です。名付けて「ドリーム・ワン号」です。
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その木箱時代のちょっと変な思い出です。
マグロを日本に送るため、いつものようにファロの空港まで行った時、カーゴの搬入口に同じような木箱が二つ並んでいました。てっきり「マグロの木箱」だと思ったのですが、ここからマグロを空輸しているのはウチだけのはずなので、そばにいたエージェントの人間に「どこのマグロ?」と聞いてみました。するとその人間が言った答えが、「これは仏さん」だったのです。
たしか夏の暑い日でした。こっちは早く計量を終え、マグロを冷蔵庫にぶち込みたい一心で、急げ急げで作業を行っていたのですが、あっちの木箱の正体を知った瞬間、腰が引けたのです。当然、彼ら(または彼女ら)も冷蔵庫行きだと思い、順番待ちのシチュエーションであると考えたからです。でも、マグロは先客を押しのけ真っ先に計量を行い冷蔵庫内に収められました。彼ら(彼女ら)は隅に追いやられたのです。たしかに当時は一尾(一箱)百数十万円とか、またはそれ以上したかもしれませんが、それでも仏さんの上をいくんだと理解するにはちょっと時間を要しました。
南ポルトガル(アルガルベ地方)はイギリスやドイツやオランダなどの北国の人たちにとっては格好のリゾート地であり、特にリタイア組にとっては好条件の地であることから終の棲家とする人が多いのです。でも最後は自国に戻るようで、そんな時にカーゴを利用していたのです。

あれから数年、「夢よとどけ」、と今日も箱は飛びます。
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by mobulamobular | 2009-10-13 02:00 | ポルトガル文化 | Comments(0)
山火事
アルガルベでは6月の中旬に少々のお湿りがあった以降、連日の晴天でそこらじゅうがカラカラの状態になっています。
こうなってくると思いだされるのが何年か前にあった大規模な山火事です。今回も「またか」と思いました。
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ポルトガル語では"Incêndio"と言います。夏の午後特有の強い南西風にあおられ、さらに勢いを増すかに見えた先日の山火事は、幸いにも前回の教訓が見事に生かされ、大規模であったにもかかわらず、初期の迅速な消火活動が功を奏し、一昼夜のうちに見事に消し止められました。
「やればできるじゃん。」といったところです。
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by mobulamobular | 2009-08-10 00:59 | ポルトガル文化 | Comments(0)
Hmmm...
やっぱり、といった感じでしょうか。あの"ASAE"に裁判所から「違憲」との判決が言いわたされました。
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運よく、前回利用した新聞の切り抜きの写真と同じものが、再び別の新聞に使われていました。やはり、「市民とASAEとショットガン」の構図は誰の目にも異様に見えたことなのでしょう。
適正な食品衛生状態、ルールに基づいた経済活動を検査するのは大いにけっこうなことなのですが、そのために武装することがどうしても理解できませんでした。裁判所も同様に、検査そのものは認めていますが、それに伴う「警察活動」が憲法違反であるとのことでした。ようするに逮捕や罰金を課したり、市民に銃口を向けたりすることはできないということです。
今後、さらなる裁判所の判断に注目です。
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by mobulamobular | 2009-07-21 00:21 | ポルトガル文化 | Comments(0)