2012年 01月 25日 ( 1 )
労働法改正
ある新聞によりますと、「70年代以降最大の労働法改正」ということですので、ポルトガルでは「民主化後最大の」ということでしょうか。周知のポルトガルの経済危機で政府はあの手この手と策を講じている様子ですが、このたびは労働組合と合意に至ったようです。合意内容はいろいろあるようですが、今回注目すべきは、祝日の数を減らすことになったことです。今まで、12日あった祝日(2~3月には"Carnaval"という祝日ではないくせに皆んな大手を振って休んでしまう日がありますが、この日はカウントしていません。)の数を、4日も減らして8日のみにするとのことで、驚きは祝日ではなくなる4日の内、2日が宗教(キリスト教)関連の祝日ということです。

まずは長年庶民に"ディア・シンコ・デ・オトゥーブロ"と親しまれ、そこらじゅうにある街道の名前としてもよく知られる10月5日の「共和政樹立記念日= Dia da República」がなくなります。次に、1640年スペインから再独立、ポルトガルの王政が復活した日を記念し設けられた12月1日の「独立回復記念日= Restauração da Independéncia」もおしまいです。これら2元祝日は「国民の祝日」でした。

一方、宗教関連では8月15日の、終戦記念日ではなく、「聖母被昇天祭= Assunção de Nossa Senhora」がバイバイです。次に、もっとヤバイのがイースターから60日目の木曜日に行われる(今年は6月7日の予定でした)、あの「最後の晩餐」ともとても関係している「聖体祭= Corpo de Deus」が祝日でなくなってしまいました。

アルガルベ定置網では上記の8月15日と"Corpo de Dus"は、記憶している限りでは、過去に仕事をしたことはありません。というのも、漁師がこれらの日をキリスト教の神聖な日と崇め、仕事をするのを嫌う(殺生をすること)からです。これに対しては、定置網側も敬意を示し、当然ながら「祝日」として対応してきました。が、しかし。これからどうすればよいのでしょうか。キリスト教も経済危機にはお手上げなのでしょうか。
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そんな中、政府はもっと、と計らったようですが、ポルトガルのキリスト教の司教らから猛反発を受けて、それ以上は実現できなかったようです。もう1日、と狙われたのが12月8日の「聖母懐胎祭= Imaculada Conceição」でした。つまりマリア様の「終わりの日」はよくて、「始まりの日」はダメという訳です。

「祝日数の削減」の他、「有給休暇日数の削減」などもあるようですが、この経済危機というものは一般労働者の勤労日数を増やしたぐらいで何とかなるものでもないような、"文系"の考えることは時によく理解できません。










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by mobulamobular | 2012-01-25 05:20 | ポルトガル経済 | Comments(6)