ICCAT
東大西洋および地中海では本格的なクロマグロ漁のシーズンを迎えています。漁獲量削減が必要とされる中、今年はますます周りの騒ぎが大きくなっています。

"ICCAT"とは大西洋マグロ類保存国際委員会(International Commission for the Conservation of Atlantic Tunas )のことです。ようするにここらのマグロ漁を監視する国際機関です。いろいろな規則を作っては出し、また改正しては出しています。これらは直接的に法的拘束力はありませんが、各国メンバーは採決された規則を自国に持ち帰り必要ならば法律化しているようです。委員会には40数カ国が加盟しており、日本もメンバーの一員ですし、ポルトガルは"EU"の1カ国として属しています。

とは言え、ここは「小国ポルトガル」。定置網をはじめ、いろいろなところでクロマグロ漁は行われていますが、漁獲量は他国のものとは比べものにならないくらい少量ですので、ICCATが何やら難しいこと議決したとしても特段問題にはなりませんが、昨日、水産庁の命を受けた電気屋さんが何やら怪しげな「箱」を定置網船に付けに来ました。電気屋さんはそれを"CAIXA AZUL"(=ブルーボックス)と呼んでいましたが、見ればなるほど「青い箱」です。
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ようするに"GPS"です。衛星を使って船の位置を知るアレです。
で、キャビンの上にはアンテナを立てました。が、通常のよく見る"GPS"の丸い小さなアンテナの他に"コーン状"の別のアンテナもあります。
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ICCATで決めた約束事がEUに行き、そこで「規則」となりました。「マグロ漁を行う船は、各国所轄の中央省庁がライブでその船の位置が確認できるようにGPSシステムを搭載しなければならない」ということで、もう一つの"コーン状アンテナ"はブルーボックスがGPSの情報(船の位置)を約300km離れた首都リスボンまで「飛ばす」ためのものだったのです。スゴイ、です。それに、タダ、です。定置網船は通常、港と数キロ離れた漁場との間を行き来をするのみですので、「こんなもん、いらないだろ」という意見もありますが、「規則」は「規則」です。機械が作動しようがしまいが、情報が飛ぼうが飛ぶまいが、必要・不必要は問わず、「設置の規則」は守らねばなりません。

先日、EU委員会でICCATに関する案件が議論されました。最も重要なのは2009年4月6日に出たばかりの新しいクロマグロ漁の規則についてでした。各国、各関係省庁や大学や企業や漁師らのこれからの利害に絡む重要な内容です。ポルトガルからもその筋の人たちがベルギー・ブリュッセルまで出向いて行きました。ひょっとしたら一波乱あるかもしれないと思っていたところに入ってきた一報です。
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「テロ」ではなかったようです。CNNニュースはこちら
どうやら建物内のレストランかカフェからのちょっとした出火だったようで、それでも一時は中にいた2000人以上の人たちが外に避難する騒ぎでしたが、「死傷者なし」でよかったです。
という訳で、未だ本題の結論については何も聞こえてきません。次は何をするんでしょうか。












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by mobulamobular | 2009-05-23 00:05 | マグロ | Comments(0)
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