世界中の温帯海域に生息しているようですが、通常は深海にいて何かの拍子に浅いところに出て来た時、「運悪く」人目に触れることがあるようです。
学名 Luvarus imperialis、 英名 Luvar、 ポルトガル名 分かりません、 和名 アマシイラ です。 この個体は全長61cm、体重3.7kgほどのものですが、"FNAM"には188cmほどまでに成長すると記載されており、また、オーストラリアでは全長2m、150kgのものが捕獲された記録があることから、まだまだ若い個体であると思われます。頭部の形状がシイラに似ているため、このような和名がついていると思われますが、シイラとは全く別の種です。同じスズキ目(Perciformes)ですが、シイラがシイラ科(Coryphaenidae)であるのに対し、こちらはアマシイラ科(Luvaridae)で1科1属1種の魚です。 モサっとしていそうですが、ひょっとしたらけっこう泳ぐのも速いのかもしれません。尾柄にはマグロ・カツオのようなスタビライザー(水平キール)がついています。しかし、腹鰭は退化してしまっているようにちょこっと小さなものがついています。 もちろん、定置網には初めて入りました。漁師も口を揃えて「初めて見た」と言っています。入る筈のないものが入る、獲れそうにないものが獲れるのが定置網。それがおもしろいのが海です。 しかし。アカマンボウ、リュウグウノツカイ、サケガシラ等、この体の色彩には何か意味があるのでしょうか。この特徴的は赤色の使い方には、何か「深海の法則」めいたものでもあるのでしょうか。 本種最新記事は、コチラ。
by mobulamobular
| 2008-07-08 01:02
| 魚
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