多宝魚
ここで「ギョーザ」の話をするつもりは毛頭ありませんが、昨今、日本で騒がれている「食の安全」にも関連する一魚です。"ヒラメ"でも登場しました。タイトルは中国名です。
d0113817_23452873.jpg

学名 Psetta maxima、 英名 Turbot、 ポルトガル名 Pregado、 和名 イシビラメ。
漁獲量は多くはありません。しかし美味です。それゆえでしょうか、一時ポルトガルをはじめヨーロッパ各地で盛んに養殖が行われるようになりましたが、流行のピークは過ぎたようで、現在ではスーパーの魚売り場等では常時置いてはいるようですが、見た感じでは「人気商品」とはなっていない様子です。写真の個体はもちろん「天然物」です。地元漁師の刺し網にかかってきたものです。
d0113817_23571922.jpg

もともとヨーロッパが原産のこの魚は前述のとおり養殖されてものが世界中をかけ巡りました。そしてそれらが爆発的人気を博したのが中国でした。その後、中国国内で「多宝魚」の養殖が盛んに行われるようになりましたが、今から数年前に養殖魚特有の「薬」の問題が表面化し、一時、全面的に販売が中止されたそうです。
d0113817_095488.jpg

養殖魚とはいえ、親魚は天然物です。しかし、交配をくり返し、世代が進むにつれ、ややこしいことになってきます。また、閉鎖的な環境で育つ養殖魚はもともと体が弱い(天然魚に比べ)ため、どうしても病気予防や生長促進のため「薬」に頼わざるを得ない状況になることがあります。そんな時、抗生物質や成長ホルモン剤を添加した餌を与えるのですが、これらは魚の体内に蓄積され、これ以上だと食べると人体にも影響が出るという「基準値」を超えることがあります。
d0113817_0293667.jpg

しかし、「天然物」とはいえ、生息海域の環境汚染が広がれば、養殖魚と同じように、もしくはそれ以上に深刻な事態になりかねません。特にこれら"Flat fish"の類は、常に海底にへばりついて生活していますので、「環境」から受ける影響は大きく、また早いと推測できます。
d0113817_0391474.jpg

いつまでも美味しい魚が食べれるように、努力が必要です。













______________________________________________________________
[PR]
by mobulamobular | 2008-03-16 07:44 | | Comments(1)
Commented by pchikaru at 2008-03-16 11:10
hozawaさんのところからおじゃましました
リンク貼らせていただきま~す
<< 地中海コショウダイ 観天望気 >>