ovoviviparous
「卵胎生」のことです。
これは魚の生殖様式のひとつで、サメ・エイ類、メバルやカサゴ、またはシーラカンス、馴染み深いところではグッピーなども卵胎生です。具体的には卵が母親の体内で孵化し、胎児は黄卵物質のみから栄養を摂取し成長していくものとされています。
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[後記]下記の記述に誤りがありましたので、訂正いたします。
学名 Centrophorus granulosus、 英名 Gulper shark、 ポルトガル名 Barroso、和名 ウロコアイザメ、 です。
学名 Squalus blainvillei、 英名 Longnose spurdog、 ポルトガル名 Galhudo、 和名 ヒレタカツノザメ。
ポルトガル名はちょっと発音しにくいのですが「ガリュード」といい、背びれにある棘が大きく特徴的であるため、このサメの場合、「大きな角」といった感じの意味になります。通常、水深400m以上に生息する深海ザメで「卵胎生」です。
これはオリャオの市場に水揚げされたものを写真に撮りました。
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学名 Deania calceus、英名 Birdbeak dogfish、 ポルトガル名 Sapata、 和名 ヘラツノザメ。
吻がとても特徴的であるため、何れの名前も前方に出っ張った吻を表すものとなっています。ポルトガル名は"Sapato"となると一般的な「靴」のことになるのですが、"Sapata"と女性形になると、特に幅がだだっ広い「靴」のことを意味するそうですが、ちなみに鉄道のレールの下の枕木も"Sapata"といい、何かもののベースになるものを言うケースが多いようです。同様に深海ザメで「卵胎生」です。これもオリャオのものです。

話をもとに戻しますが、サメ類の生殖様式は卵生(oviparous)と胎生(viviparous)に大別されます。そして胎生種の中で主に外卵黄嚢依存型のものを卵胎生(ovoviviparous)としているようです。しかし、矢野博士(サメ)によると、最近の研究では、サメ類の多くが特異的な生殖様式をもつことが判明してきたため、卵胎生の区分が曖昧になってきたそうで、博士の考えでは、サメは「卵生」と「胎生」の二分にするのがもっとも適切な方法、だそうです。

何れにせよ、サメは生殖様式のみならず生態、姿かたち、生息域、行動等、どれをとっても実に不思議な動物です。
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by mobulamobular | 2008-02-12 00:02 | サメ・エイ | Comments(0)
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