ASAE
"アザイ"と発音します。前回の「木材」の続編です。
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"ASAE"とは「食品衛生および経済活動」を取り締まるポルトガルのれっきとした政府機関です。しかし、その取締りが進むにつれ厳しさが増し、最近ではまるで「悪行を重ねる武装軍団」ごときの報道がされるようになっています。

上の写真は、ついこの間アルガルベ地方の一地域で行われた伝統ある「ソーセージ祭り」にASAEが乱入し、祭りをメチャクチャにしたという新聞記事のコピーです。報道によりますと、この祭りでソーセージの直売を行う際、ソーセージを扱う人間が「手袋および白い上着と帽子着用」の義務を怠ったことが、主な取締りの理由だったそうです。衛生上の観点からEUのルールをアップホールドさせようとするASAE側の主張も理解できないことはないですが、これにより祭りの主催者側からは猛反発を招いています。アルガルベ地方の主な産業は観光業です。祭りはポルトガル人のみならず、ヨーロッパ各地からのたくさんの観光客を呼び、これが地域経済と密接に結びついているという現実があります。しかし、このような「武装軍団」の突然の来訪は伝統的な祭りをダメにするばかりでなく、アルガルベ地方を訪れる観光客へも悪影響をおよぼしかねないという懸念があります。

この活動には多くの不満が寄せられています。趣旨には賛同できますが、問題はそのやり方にあることは明らかだ、というのが大勢の意見です。都会の法律をこんな田舎に持ってきても合わない、ということだと思います。また、大国の都合で物事を仕切られては小国は堪ったものではない、ということだとも思います。

しかし、小国が"EU"に加盟するということはこういうことなのかな、というのが率直な感想です。













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by mobulamobular | 2008-01-31 01:27 | ポルトガル文化 | Comments(1)
Commented by barca_branca at 2008-02-11 22:02 x
こんにちは、お邪魔します。
とても学術的なブログに感動しています。

しかし、ホントにものものしい…何か、一瞬テロ集団かとさえ
思いました。まぁ、取り締まられる側に取っては、似た様な恐るべき
対象なのでしょうね。

Euに入る前と後では、いろんなことが変わってきましたね。
良くも悪くも…。万博が開催される前の、まだ余り整然としていない、
ゴチャゴチャとした感じの雰囲気が懐かしく思えます。
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