夏祭り
毎年、夏にはこんなのをやっています。
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"Festival do Marisco" ようするに「エビカニ貝類祭り」ということになります。魚は含まれません。定置網の母港であるオリャオ(OLHÃO)の町で古くから行われている夏の最大のイベントです。入場は有料ですが、引き換えに特性のセラミックのジョッキがわたされ、ビールが飲めます。それにゆでたエビがつまみとしてもらえます。期間は6日間ほどで、日替わりで有名人のコンサートが催され、それに合わせて踊ったり、歌ったりできます。お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。








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オリャオ港はアルガルベ地方の中心的漁港で、巻き網船、トロール船、刺し網船等多くの漁船がここを母港にしています。貝類は別ですが、エビカニ類は主にオッター式トロール網で漁獲されており、過去にオリャオ港はこれにより大いに盛り上がった時期がありました。この時よりこの祭りが始まったと思います。一方、アルガルベ地方の最東端でスペインと国境を接したヴィラ・リアル・サント・アントニオ(VILA REAL SANTO ANTONIO)という町がありますが、ここでは毎年"Festival do Atum"(マグロ祭り)というイベントを行っています。これは過去にアルガルベ地方に30ヶ統以上あった「マグロ定置網」で漁獲されたマグロのほとんどが水揚げされた港であり、たくさんの「マグロ缶詰工場」があった、まさに「マグロの町」での祭りでした。しかし、現在ではその漁業形態は大いに様変わりし、オリャオ港に水揚げされていたエビカニ類は、スペイン国境に近いという地の利(具体的にはセリ値が高い)により、そのほとんどがヴィラ・リアル・サント・アントニオ港で水揚げされるようになり、また、過去の「マグロ定置網」はその全てが姿を消し、オリャオに唯一の定置網が復活し存在するという状況で、まさに「逆転現象」が起こっています。これらの祭りはもともと地元で水揚げされる海の幸への感謝の意味で行われ始めたものと思いますが、時代が全てを変えてしまいました。
しかし、祭りは祭り。大いなる過去に万歳、です。
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by mobulamobular | 2007-08-06 18:44 | ポルトガル文化 | Comments(0)
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