ソーダガツオ
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Auxis rochei (Bullet tuna) マルソウダ だと思います。
ポルトガルではユダヤ人を意味する"Judeu"と呼ばれています。

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定置網で水揚量の一番多い魚です。
漁の最盛期は8月から10月ですが、海況によっては少量ながら年間を通じて姿を見ます。
夏には魚体は1kg以上となり、丸々太り、美味の一言。個人的には、刺身はマグロ以上だと思っています。
水揚げされたソウダガツオは、あまりポルトガル国内では消費されないため、生食用として少量のみ地元の魚屋さんが
買って行きますが、あとは全てお隣のスペインの加工場に売られていきます。いわゆる輸出産品です。
スペイン南部のアンダルシア地方ではソウダガツオを使った料理が古くから郷土料理として地元の人々によって
愛され、今もその人気は衰えることがありません。加工場に送られたソウダガウオはそこで缶詰にされます。
缶詰といっても高級品で中にはツナ缶の数倍の値段のものもあるくらいです。コクがあり、味があり、
これも刺身同様、マグロ以上ではないでしょうか。

この種の同定は難しいのですが、このソウダガツオをマルソウダと断定すると、ヒラソウダはここにはいないのでしょうか。
近種にスマ(Euthynnus alletteratus 近々ご紹介します)がいますが、一般的にはこれは腹部に黒い斑点があり
容易に種分けできるとされていますが、ここには上の写真のソウダガツオに腹部に黒い斑点のあるものがいます。
しかし、ここで漁獲されるスマは、ソウダガツオに比べて魚体が大きな(3-4kg)ものが多いので実際は容易に識別できます。
問題は冬場に入る小型のものです。
この件については、今後随時新しい発見があった時点でご紹介していきたいと思います。

追伸:「まごちゃ」をご存知ですか。ソウダガツオのたたきに味噌、たまねぎ、にんにく、唐辛子を同じくきざんで混ぜ込み、
ご飯の上にのせ、しょうゆをかけ、最後にさーっと熱いお茶(お湯)を注いで食べる食べ方です。
チャンスがあればお試しを。きっと生涯忘れられない一夜になることでしょう。
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by mobulamobular | 2007-05-10 23:54 | | Comments(0)
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