移民問題
巷で騒がれている"移民問題"とはちょっと趣旨が異なりますが、こちらの方がこの国にとってはるかに大問題であると思われます。



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2016年のことですが、ポルトガル人の国外移住者が10万人いた、という話です。行き先は主にEU域内と思われますが、その多くが若年層であることは容易に想像できます。ざっくり見積っても、ポルトガルの人口は1千万人程度で、その1/3は高齢者(退職者)、1/3が労働者、1/3が非労働者(子供)ですので、そこから10万人の戦力が欠けるということはこの国の経済にはとってもイタイ状況です。勝手な想像ですが、年代別に見れば、10人にひとり、あるいはそれ以上ではないかと思っています。正直に言えば、ここで長年仕事をしていると、こうした若者の行動は何となく理解できます。しかし、一方では最近のポルトガルは経済が上向きに転じたとされ、市場からは好感を持たれるようになっています。このギャップが解せないのですが、ここから先はポルトガルだけの話ではないようにも思います。何れにせよ、この国の将来の担い手たちには、ひとりでも多くがこの国に留まり踏ん張ってもらい、この国の伝統や文化を継承して行ってもらいたいと、浅はかながら思います。



















m.


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by mobulamobular | 2018-01-15 02:00 | ポルトガル経済 | Comments(2)
Commented by kimiyasuII at 2018-01-16 23:52
イタリアも将来を担う若者の「頭脳の外国への逃走」が問題になっています。日本からも24年前、水産業の優秀な人材がひとりポルトガルに行ってしまったため、近代化が少なくとも30年遅れてしまいました。
Commented by mobulamobular at 2018-01-18 03:48
それ以上に「30年前の渡伊」の方が、日本の家並み・街並みが貧相であんなに悲惨な状況に陥っていることとの関係性が強いと思われます。
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