漁獲枠
ICCATの場合、クロマグロ漁にも漁獲枠があります。加盟国や地域に事前に漁獲量が割り当てられますが、"国力の差"がもろに漁獲枠の差となりますので、ポルトガルに割り当てられる漁獲量は、いつもスペインの6分の1ほどです。然も、スペインからはほとんどが"養殖マグロ"として出荷されますので、実際の販売量はポルトガルの10倍以上になります。


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漁獲枠は、沖での計量で決まります。しかし、沖での計量は、時にユッサユッサ揺られながらの作業になりますので、秤も+-10kgほどの誤差が簡単に出ます。これを、"適当に読んで"記録します。港に戻ってからゆっくりと計ればと思われがちですが、鮮度保持のため、魚は計量後直ぐに沖で頭を落として内臓を取り除いてしまいますので、それが出来ないのです。

そこで考案されたのが、"歩留率"とか"換算係数"とか呼ばれるもので、港に戻ってから、頭なし・内臓なし・尾なしになった魚体を計量し、その体重に一定の係数を掛けて元の魚の重量とする、というものです。

とても便利で合理的な手段だとは思うのですが、なんか、一尾一尾の魚の個性が否定されているようで、好きにはなりません。

漁獲枠は1kg1kgの積み重ねですし、この1kgが漁師の生活に密接していることから、出来ることなら、元の魚の重量をちゃんと計りたいものです。




















m.




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by mobulamobular | 2017-05-19 03:50 | マグロ | Comments(0)
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