Sardina pilchardus
先日の、地元巻き網船問題ですが、船主さんと話し、無事、めでたく示談が成立しました。

巻き網船の船長も同席し、事情を説明してくれました。イワシが獲れない現在、アジ狙いで定置網に接近したそうです。

以前に、イルカの記事でもちょっと述べましたが、近年、イルカ・クジラ類の数は増加し、イワシ・カタクチイワシの数は激減しています。このことは、定置網で漁をしていての印象です。この現象に、どのような因果関係があるかについては、何の科学的説明はなされていません。

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定置網にもイワシは入りますが、網を絞り込むと、最終的には網の外へ出て行ってしまいます。それでも、"不運な"イワシが少量残って、水揚げされます。売ることはなく、漁師の夕飯のオカズになります。


学名 Sardina pilchards、 英名 European pilchard、 ポルトガル名 Sardinha、 和名 ヨーロッパマイワシ 。


それでも、巻き網船では、時々イワシの群れに当たるそうです。しかし、現在、ポルトガルでは、"資源の減少"を理由に、一船の一回の漁で、イワシは1トン以上水揚げしてはいけない規制がなされているそうで、結局、漁獲できないのです。

しかし、市場では外から入ってきたイワシが大量に出回り、苦労して獲ったイワシの浜値は安く、地元漁師にとっては不利益ばかりの状況となっています。

こんなことだから、地元漁業は衰退するのですが、このストーリーには、実はとても意図的な話が多く含まれます。
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by mobulamobular | 2015-04-27 05:04 | | Comments(2)
Commented by いずみ at 2015-05-02 06:52 x
イワシの漁獲量制限については知っていましたが、そんな理不尽なことになっているのですね。農林水産大臣が船に乗って、「イワシ漁に期待できます」と言っていたのに。
Commented by mobulamobular at 2015-05-03 01:57
いずみさんへ。今の農林水産大臣はPSでもPSDでもないので、比較的自由に発言しているように思います。いるんですよ、ここにも"農林水産族議員"が。特にアルガルベは、その中の有力者の地元でもあったりして、水産物生産者組合の名を借りて、悪事とまでは言いませんが、漁業者には不利益となり、彼らには得となることをやらかしています。
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