いつからだったでしょうか。今年の、珍しい現象のひとつです。
ふつう、ハガツオは春から夏にかけて、まとまって定置網に入ります。秋にも、ソウダガツオに混じって入ることもありますが、そんなに多くは来ません。しかし、今年に限って、夏を過ぎたころから、小さな個体がまとまって入ってくることが多くなっています。 こんなことは今までになかったことで、量といい、サイズといい、初めてづくしです。 これらはすべて当歳魚です。ということは、春から夏にかけて、よっぽどハガツオにとって、産卵のための自然条件がよかったのではないかと思います。なぜでしょうか。これも、その時の気候と密接に関係しているのかもしれません。 学名 Sarda sarda、 英名 Atlantic bonito、 ポルトガル名 Sarrajão、 和名 タイセイヨウハガツオ。 初めのころは、100gほどの個体ばかりで、どうするの、コレ、といった感じでしたが、それが見る見るうちに育って、今では500g以上にまでに成長しています。 市場では1kg=1€ほどでセリ落とされていますが、なんか、もったいないような気がします。でも、来年の春が楽しみです。
by mobulamobular
| 2014-10-25 06:24
| 魚
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