ヒドロ虫
まだ、6月になったばかりだというのに、イケス網の交換作業を行いました。しかし、理由はムラサキイガイではなく、「ヒドロ虫」です。

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どこに"虫"が、と思われるかもしれませんが、「ヒドロ虫」とは、刺胞動物門、ヒドロ虫綱の腔腸動物で、固着性のポリプのことになります。つまり、まったく、訳の分からない物体、ということになりますが、サンゴ、イソギンチャク、クラゲなどの仲間です。

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そんな「ヒドロ虫」の中で、今回のものは、日本風にいえば、ベニクダウミヒドラ (学名 Tubularia mesembryanthemum) なのではないかと思いますが、欧州風だと、学名が Tubularia larynx (和名は分かりません)となるかもしれません。

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「ヒドロ虫」は根(ヒドロ根)を張って、網に固着します。さほど強い固着力ではありませんが、除去作業をしなければ、いつまでもくっ付いています。ここでの経験から、「ヒドロ虫」は、水温の低い時に発生し、水温が上昇するに伴い、"枯れてしまう"印象を持っていますが、確かな発生要因は分かりません。

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この状況について、一番の心配は、"水質の悪化によるもの"という結論です。定置網にとって、よくないのは言うまでもありませんが、魚がいなくなってしまうのは、もっと困ります。
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by mobulamobular | 2014-06-04 03:01 | 定置網 | Comments(0)
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