弛み
下の写真を見て、状況が大方分かってしまう人は「定置網のプロ」にちがいありません。
d0113817_5383161.jpg

現在交換中の側張りのワイヤーロープは「鉄」ですが、60個玉の大台から下の碇綱はポリプロピレン製のロープを使用しています。このロープの質にもよりますが、太さが40mmほどあっても、"ものすごい力"で引っ張ると、切れることはなくても、数パーセントほど伸びてしまうことがあります。仮にロープの元の長さが100mだとして、それをギュッと引っ張ると、長さが102mになったり、103mになってしまうことがあるということです。これが「弛み」となって現れます。ですから、設計上、そこは100mの長さのロープが必要な場合でも、あらかじめ、その伸び率を計算して、若干ロープを短めにしておく、なんていうのは技術のひとつになります。

そして、そのロープを引っ張る"ものすごい力"というのは、主に潮流のことになりますが、上の写真は、「弛み」の出たロープが、手前から来た潮流によって、海面に吹き上げられているところ、ということになります。
d0113817_6231563.jpg

ロープの長さや張り具合、そして潮流などの影響によって、側張りは左右に振れます。でも、これは見る角度によっても、相当の違いがあり、上から見れば、こんな感じになるのです。
d0113817_6285111.jpg

Bird's eye view
[PR]
by mobulamobular | 2013-03-19 06:39 | 定置網 | Comments(0)
<< クラフト ハンバーガー >>