大台
最初でも、最後でもよいので、とにかくこれだけはきれいにしておかなければなりません。東西南北、定置網の側張りの端にある「大台」です。
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直径36cmの黄色い浮子(アバ)を60個、数珠状に取り付けたもので、全長は定置網船の長さほどあります。ここから先が碇綱となり、「大台」の場合は、各4~5本の碇綱と連結しています。そして、海底に固定されています。
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「大台」には、ちょっとした思い出があります。ここで定置網を始めて、2~3年が経った時、やっと定置網の仕事が何なのか分かりかけてきた漁師らに、より定置網のことを学んでもらおうと、丘でちょっとしたオリエンテーションを行ったのですが、その時にはすでに何度も目にしているはずの「大台」の浮子数を質問したのです。すると、誰ひとり、60個という正確な数が答えられませんでした。多くの答えが、40個とか、30個とか、まさかそんなに多いとは思わなかったようでした。いかに注意力散漫というか、これは冗談ですが、見ているポイントが違うことが分かりました。しかし、その後、誰ひとり「大台は60個」ということを忘れる者はいません。また、それ以降、他の箇所の浮子数も気にするようになり、そこから"定置網についての知識が深まった"経緯があります。
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アルガルベ定置網には60個玉の大台が8基あります。大台の清掃作業は、たいへんです。凪のよい、作業しやすい日を選びたいものです。
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by mobulamobular | 2013-03-03 05:08 | 定置網 | Comments(0)
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