Luvarus imperialis
ようやっと、2尾目が入りました。1尾目は2008年7月でした。

d0113817_5471398.jpg

学名 Luvarus imperialis、 英名 Luvar、 ポルトガル名 peixe-sol あるいは boquinho、 和名 アマシイラ です。
ポルトガル名については、この種が本土ではほとんど水揚げされないためか、確かなことは分かりませんが、マデイラ諸島やアソレス諸島では上記のように呼ばれているそうです。

d0113817_548710.jpg

今回の個体は網の中で発見、捕獲、「活魚」を試みましたが、落ちてしまいました。

d0113817_549016.jpg

前回の漁獲時、この種の体色を「銀と赤」と認識したのですが、どうやら誤りだったようです。実際は「オレンジ色の魚」であることを、今回つよく印象付けられました。

d0113817_5495875.jpg

尾も赤というよりは、オレンジ色。そしてマージンは黄色、中央および上下先端は黒色も混じっていました。

d0113817_5505049.jpg

アマシイラの尾柄は、ブリモドキのそれによく似ています。ブリモドキが1属1種で世界中広範囲に生息しているのに対し、アマシイラは同じくスズキ目(Perciformes)ですが、1科(アマシイラ科Luvaridae)1属(アマシイラ属)1種で、同じく世界中で生息が確認されています。

d0113817_5515653.jpg

ブリモドキがアジ科(Carangidae)であることから、アマシイラもアジ科に属してもよいのではないかと思いますが、ニザダイ亜目に分類されています。でも、ニザダイ亜目のニザダイやアイゴの尾柄とはまったく異なる形状となっています。

d0113817_5535265.jpg

白イルカの「ベルーガ」を連想させる顔つきです。

d0113817_5544899.jpg

ここでも鮮やかなオレンジ色が目立ちます。

d0113817_5582374.jpg

こういう面白い格好は誰が考えるのでしょうか。

d0113817_5593615.jpg

体側にはRaja(Raja) asteriasでも見られるような模様もありました。

d0113817_604586.jpg

きれいな胸鰭でした。

d0113817_631955.jpg

昔、"ミル・マスカラス"というメキシコ人の覆面レスラーがいたことを思い出しました。大ファン、でした。

d0113817_65796.jpg

特徴的な腹鰭でした。

d0113817_655215.jpg

左右が分かれていません。くっついていました。

d0113817_66428.jpg

上顎には歯はないように思いました。

d0113817_67934.jpg

下顎には小さな歯の並びがありました。

d0113817_674081.jpg

昔の"もーれつア太郎"という漫画に出てくる"デコッ八"の似顔絵を描くとこんなになっていたように思いました。

d0113817_681850.jpg

以降、"サイケデリック"です。そういえば、先述の"ミル・マスカラス"の弟も覆面レスラーで、"エル・サイケデリコ"という名でした。顔の真ん中に、"蚊取り線香"が描かれていて、笑ってしまいました。

d0113817_692460.jpg



d0113817_695372.jpg



d0113817_610246.jpg

全長65cm、体重3.36kg、 でした。


また、いつの日か、に。














______________________________________________________________
[PR]
by mobulamobular | 2012-06-29 06:18 | | Comments(4)
Commented by obakappu at 2012-07-02 17:57
きれいな魚ですねー。
何匹か水槽を泳いだらひれのオレンジ色が目を引きますね。
特に尻尾がなんともいえません。

シイラは白身で美味しいけれど、ニザダイの仲間と言うことはあまり美味しくないのでしょうか。
Commented by mobulamobular at 2012-07-03 06:19
ぷーままさんへ。世界中に分布している魚のくせに、あまり調べは進んでいないようです。分類学上、ニザダイ亜目とかになっていますが、ぜんぜん違うように思います。もっと「風来坊」で、"サンノジ"みたいに群れて規則正しい生活をしているようには思えません。
白身で淡白で美味。てんぷらがいいかもしれません。
Commented by yetiherder at 2012-07-08 04:41
うわ〜水族館にいてもおかしくない、インパクトのあるルックスです!派手なヒョウ柄みたいな模様もオレンジもきれい。海の生き物って本当に神秘的です。

シイラというと暖かい海のイメージですが、ここらではないだろうなぁ。
Commented by mobulamobular at 2012-07-09 01:29
yetiherderさんへ。そうですね。まだまだ分かっていないことだらけです。これからは、めずらしい魚に、期待です。名前に「シイラ」とついていますが、いわゆる「シイラ」とは別ものです。この魚、粕漬けが絶品でした。
<< 箱網交換 São João >>