ムラサキイガイの当たり年
今年の主だった特徴が目に見えるかたちで現れてきました。
d0113817_4534549.jpg

分かっていたことではありますが。 

"網の汚れ"が気になったので、小さなイケス網を一時回収してみました。
d0113817_545715.jpg

ムール貝の大量発生です。
学名 Mytilus galloprovincialis、 英名 Mediterranean Mussel、 ポルトガル名 Mexilhão、 和名 ムラサキイガイ。

あるいは、

学名 Mytilus edulis、 英名 Common Mussel、 ポルトガル名  Mexilhão、 和名 ヨーロッパイガイ。

です。
d0113817_593662.jpg

どちらの種であるかは、この際どうでもよいことで、とにかく網にたくさんのイガイが付着してしまっています。この時の大きさで「米粒半分」くらいですが、これらがこのまま成長してしまったら、数ヵ月後には十分に漁や定置網そのものに損害を与える質量ですので、要注意です。
d0113817_5204362.jpg

ここでは、特に水温が低い時、決まってこういった付着生物が多く発生します。最近では2007年にも同様の傾向が見られました。網への防藻剤など使っていませんので、この問題の予防対策はありません。神のみぞ知る、ですが、「早期発見、早期回収」が鉄則になります。ですから、今回の判断はこの網に関しては、大成功なのです。

上の写真、もう少し近くに寄って見ます。
d0113817_5463285.jpg

ちいちゃなイガイがうじゃうじゃいるのが分かります。まさにペディベリジャー幼生(付着期幼生)が成長し、「貝」となっているところです。自然との「共生」もなかなかハードです。
















______________________________________________________________
[PR]
by mobulamobular | 2012-06-21 06:03 | 定置網 | Comments(4)
Commented by obakappu at 2012-06-22 18:00
海中に浸かっているロープって、生き物の宝庫ですよね。
私も、釣りに行くと、港のロープを探して付いているムラサキイガイを餌にしていました。カニが付いていたり、ロープさえあれば餌に困りません。・・・ってことは、そのロープがきれいでなくてはならない人たちにとっては大変なことなんですね。
船の底に薬を塗るのも、こういう生き物を防ぐためですね。

そういえば、化粧スポンジに使える海綿ってポルトガルあたりで取れるんじゃありませんでしたっけ(うろ覚え)。
Commented by mobulamobular at 2012-06-23 04:12
生き物好きのぷーままさんのような人たちにとっては、確かに宝庫ですね。でも、これらを相手にして仕事をする人たちにとっては、大袈裟ないい方をすれば、食うか食われるかの世界、です。ムラサキイガイ入りのスパゲッティを「美味しい」といって食べることは、ちょっとむずかしいかもしれません。
船底塗料については、こういう生き物を防ぐためですが、後の掃除の手間よりも、「燃費」のことをまず先に考えます。とっても「抵抗」になります。
「海綿」については、まったく縁がなく、申し訳ありません。知りません。
Commented by obakappu at 2012-06-29 01:38
いま、「天然海綿」で検索したら、イタリアやギリシャらしいでした。
http://www.natural-sponge.jp/sponge/index-5.html
Commented by mobulamobular at 2012-06-29 06:15
ぷーままさんへ。地中海の中の話ですね。勉強不足でした。情報ありがとうございます。
<< "ウシマンボウもペン... 水 >>