べったり
他の"GOPRO撮影"からのスナップショットです。
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網に「べったり」刺さっているのは、大漁時のサバです。1尾、600gから1kg弱のサイズです。アルガルベ定置網の箱網の魚獲り部(一番奥で実際に魚を獲る箇所)の目合いは、9cm(3寸目)です。日本でふつうの定置網をやっている人たちはちょっと驚かれるかもしれませんが、ここの決まりなのです。これ以上小さな目合いは、不可、です。しかし、こうなると、1尾1尾の網に刺さった魚を外すのはけっこうたいへんな作業となります。そして、取った魚はすでにほとんどが売りものになりません。せっかくのサバが台なし、ということになります。じゃ、もっと目合いを大きくして、これらのサバが刺さらないようにすればよいではないかと思いうかもしれませんが、これ以上大きくすると、こんどは1~1.5kgほどのソウダガツオが刺さり始めます。そしたら、もっとたいへんです。

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でも、本当は、ふつうの状態ならば、600gから1kg弱のサイズのサバが網に刺さることなどないのです。じゃ、なんでこんなにたくさんのサバが網に刺さってしまったかというと、それにはちゃんとした理由があるのです。

たとえば、ヤング・ジェネレーション 4に出てきたような「大型の物体」が原因なのです。ああいうのとサバなどの小型魚が一緒に網の中に入ると、「大型の物体」が恐くて小型魚は逃げようとします。そうすると網に刺さってしまうのです。

当然、「大型の物体」は、それ以前に小型魚の進入もストップさせてしまいます。しかも、安全に逃がさなければなりません。この「大型の物体」に経済的価値がある場合は、仕事として充実しますが、「価値がない」場合は、「うんざりさせられるもの」でしかないのです。

しかし、もとから「価値がない」ものなどないはずです。もし、その「大型の物体」に価値がないとすれば、それは市場において価値が抹殺されてしまっているからです。あるいは、その価値が活かされていない結果、だと思います。

あの目的達成後の"ハイタッチ"はなにを意味するのか。ヤング・ジェネレーションはなにを思うやら。







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by mobulamobular | 2012-06-01 06:23 | 定置網 | Comments(2)
Commented by obakappu at 2012-06-07 02:22
まるで刺し網漁ですね。
売り物にならないのではしょうがないですから、漁のときはもっと細くてやわらかい網でも使うのでしょうか。
カニ漁でも刺し網漁でも、獲物をはずすのって、本当に大変そう。
Commented by mobulamobular at 2012-06-07 06:13
ぷーままさんへ。え~と。ここが定置網の最終地点。つまり魚を獲る場所です。おっしゃるとおり、なにもなければ、ここで魚はまだ泳いでいるはずでしたから、「三角網」という取り上げ用の網を使って、活きている魚をすくい取るのが、いつもの方法です。原則、このように網に刺さったり、死んでしまって網底に転がっていた魚は売りません。もちろん、まだ十分新鮮で、食べれるものが多いのも事実でですが、これは商売上のステータスです。
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