ハーバード公衆衛生大学院
こういう見方(perspective)もあります。こういう見方をするようになっています。でもこういう見方は本来はよくないこと、だと思います。
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ポルトガルの新聞記事です。タイトルは、「赤い肉(主に牛肉のことでしょう)は、思っていた以上に致死性が高い」ということで、内容は、赤い肉を食べることは心臓や循環器系の病や、ガンになるリスクの増加につながるということです。
この情報の出どころは、Harvard School of Public Health:HSPH (ハーバード公衆衛生大学院:1922年にハーバード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)の共同プログラムとして始まった、米国最古の公衆衛生大学院の一つ。)から最近プレスリリースされたものです。

あの米国・ハーバードの研究結果ですから、これは「本物」、あるいは「本気」とすぐに思ってしまいますが、一方、「なぜ今ごろ、ハーバードみたいにデカイところが、牛肉を腹いっぱい食べれるような国や社会においては誰でもが知っているような、いわば常識的な食生活の注意事項的な内容の研究結果を、恰も新発見のように大々的に報じる必要があるのだろうか」という、ちょっとした疑念を抱いてしまいます。

また、この伝統と権威ある研究機関の研究結果の真偽とは別に、この報道によって、仕事上の「損得」に影響を受ける人たちがたくさん存在する、ということを忘れてはいけません。ざっくばらんに言わせてもらえば、確実に「損」と感じるのは「肉屋さん」の関係でしょう。牛肉の消費量がこれを機に減少する可能性が大です。逆に、ちょっとだけ「得」と感じるのは「魚屋さん」の関係になるかもしれません。牛肉を控え、今晩のオカズを魚にする人が増える公算大です。

この伝統と権威ある研究機関の研究結果発表の真意とは別に、この報道は、たくさんの人たちにとって各方面に対したくさんの画策をしかける動機づけになったり、それにより、たくさんの人たちがストレスを感じて憂き目にあったり、言い出すのキリがないので止めますが、人々の健康によかれと思った発表や報道が、結果、人々を心身ともに疲れ果てさせることになるかもしれません。

「ジャンクフード」による健康被害は言われて久しいですが、今回はその内容物にまで問題が発展するのでしょうか。それとも、タバコのように牛肉のパックに"WARNING : Red Meats cause cancer"と書かれたシールを貼って売らなければならない法律ができたりするのでしょうか。

これに似たようなことを、日本人はクジラやイルカで経験していると思います。「環境保護」が大前提ですが、実際はクジラやイルカが食料市場から消えれば、「得」をする人たちがいる訳です。

ポルトガル人がそういうことを経験する時はあるのでしょうか。

何れにせよ、今回のターゲットは「米国」であり「牛肉」です。相当の既得権益、と思いますが、それへの「誰」の挑戦なのでしょうか。












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by mobulamobular | 2012-03-16 06:02 | ポルトガル文化 | Comments(0)
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