Carnaval 2012
今年の"カーニバル"は間違いなく「晴れ」だと思います。来週の火曜日(21日)となります。なのに、今年のカーニバルは何だか苦々しい雰囲気が漂っています。

まずは、天候からです。ヨーロッパは猛烈な寒気の再来です。ユーラシア大陸の果てまで冷気が吹き抜けてきていますので、ちょっと北の方はたいへんなことになっているなと容易に想像できます。天気は相変わらずの快晴続きで、約1か月間雨がありません。今年のアイルランド低気圧(Icelandic Low)とアソレス高気圧(Subtropical or Azores High)はともにとても強いです。乾燥によって、手や顔、唇がガビガビです。この傾向はまだまだ続きそうですので、先述のような予測となりました。

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"Algarve Resident"の記事から拝借です。

今年の"カーニバル"がいつもと違うのは、言わずもがな、ですが、「経済危機」の影響です。いつだったか述べたように、"カーニバル"は祝日ではないにもかかわらず、慣例として「祝日扱い」されてきた特別な日です。それにポルトガル政府が目をつけ、「今年は働け」コールを国民に向け発信しました。ですから、今年は"カーニバル"の日を休みたかったら、有給休暇を取得しなければなりません。「大人」にとっては大した問題とは思いませんが、子供のいる家庭にはちょっと不利なような気がします。"カーニバル"の日には学校でも、生徒たちが仮装をして周辺市街をパレードしてまわり、お祝いをする習慣があります。こんな日に我が子の晴れ姿を見たいと思うのは親としての人情で、これがちょっとやり辛くなります。

これは南ヨーロッパ人は働きが少ないと北ヨーロッパ人から揶揄されるのをかわす目的のポルトガル政府のパフォーマンスのひとつに過ぎないのですが、そんな甲斐あってか、ドイツの大臣には「ポルトガルやスペインはギリシャに比べ、よくやっている」とお褒めの言葉を頂戴したりしていますが、一方では「ギリシャとアイルランドは経済の落ち込みに歯止めがかけられ回復基調にあるが、ポルトガルは未だ底を打っていない」とか暴露されたりして、前途多難な様相にさほど変化はありません。

ユーロ導入後、10年でこんなんなってしまったのですから、何かがおかしいと思って然るべき、とも思うのですが、「壮大な実験」はまだ続くのでしょうか。最後まで気力の持続が可能かどうかが心配です。


さて。アルガルベ定置網ですが、来週火曜日の"カーニバル"の日は神(漁労長)の一声で、「休み」とします。大切なものは守ればよい、と思います。










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by mobulamobular | 2012-02-14 06:57 | ポルトガル文化 | Comments(2)
Commented by O&クロ at 2012-02-14 18:35 x
このユーロ危機については、自動車産業だけみても言いたい事が・・・。
ドイツが働くし稼ぐのもわかりますが、既得権などでこの経済構造を作り南欧の安価な労働力で稼いでいるのも北の裕福な国たち。そこの国債を使って稼いでそのツケだけを南欧に回そうとしているのに、誰もが悪者を違うところに作ろうとしているようで、中間にいると納得いかない事ばかりです。
Commented by mobulamobular at 2012-02-15 05:56
O&クロさんへ。ヨーロッパの団結がどこまで格差社会の抑止力として有効か、本来の政治ダイナミズムが問われる時です。バカにはできないことです。結局は今後もますますドイツ次第となっていくのでしょうか。
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