シャッポをぬぐ
丘に上がった河童は、今秋も来年のための準備作業を行っておりますが、慣れない丘の風習に、「想定外」の連続で、つくづく人間は複雑な社会で生きているものだと実感させられる、そういった日々を過ごしています。

さて。

それで「シャッポをぬぐ」わけではありません。

諸説、いろいろあるようですが、当ブログではこの説に賛同します。
d0113817_4464276.jpg

まずは、上の写真ですが、これはカフェについてくる砂糖袋です。日本の喫茶店で飲むコーヒーに砂糖を入れることはないのですが、ポルトガルのカフェ(エスプレッソ)では砂糖を入れた方がより美味くなるように思われますので、ちょっと遠慮して半分だけ使うようにしています。で、この砂糖袋ですが、それにはポルトガルの諺がいろいろと印刷されており、目下、昼食後のお楽しみとして、その日の諺の確認作業にハマっています。

É DE SE TIRAR O CHAPÉU

この日の諺です。ズバリ、「シャッポをぬぐ」ということです。で、意味はというと、É muito bom(とってもよい) となっています。しかし、日本人的感覚でいうと「シャッポをぬぐ」は「降参する」、はたまた「兜をぬぐ」から変化したもの(昔、西洋かぶれの誰かさんが兜のことを気取ってシャッポと呼んだことが起源、とかいう説もあるようですが)のように考えていますが、実は「シャッポをぬぐ」の語源は、この砂糖袋によりますと、なんと、あのヴェルサイユ宮殿を建設したフランスの王様「ルイ14世」だということです。

それまで、人と挨拶を交わす際帽子をとる習慣などなかったそうですが、それをルイ14世が改め、大切な時には帽子をとるように規律を制定したそうです。このことから、ポルトガルでは「シャッポをぬぐ」ことは「よいこと」となっているようです。

では、語源がこちらということは、日本まではどのようにこの風習が伝わったかというと、明治維新のころ日本政府は軍隊を"フランス式"にしたことから、まさにルイ14世から直伝の儀礼「シャッポをぬぐ」だったように思われます。そのころの日本は、やっぱり、西洋文化には「脱帽」だったのかもしれません。

d0113817_6231049.jpg

そして、今日の諺。コレ、知ってます。よく耳にするフレーズです。

FICAR A VER NAVIOS

例えば、こんな時によく聞きます。漁師が仕事中、雑談にふけっていたり、ボーっとしている時など、船頭が叫んでいます。

直訳すると「なんで船の航行を見入っているんだ」。つまり、「なに、そんなところで油売っているんだ」みたいな感じです。

いろいろあって、楽しいです。














______________________________________________________________
[PR]
by mobulamobular | 2011-11-25 06:49 | ポルトガル文化 | Comments(0)
<< ♪♪ Is Santa Cla... 冬のヨーロッパ >>