ビッグ 3
定置網が操業再開してからおおよそ1か月になりますが、心配していた「冷温」や「急潮」の顕著化もなく、今のところ"まぁまぁ"の結果が出ていると思います。これをポルトガル語で表現すると、"mais ou menos" ということになります(英語でいう"more or less"ということです)。 魚種はサバ、アジ、カツオ類が中心です。強いていうならば、タイ類などの"赤い魚"が少ないことがちょっと不満です。

そんな中、次の3種において"今までで最大"とまではいかないまでも、それに近い大きな個体の入網が続いています。
d0113817_5463226.jpg

学名 Sparus aurata、 英名 Gilthead sea bream、 ポルトガル名 Dourada、 和名 ヨーロッパヘダイ 。
「 全長 65 cm 、 体重 3.6 kg 」 でした。 ふつうは 大きめでも40cmぐらい、1kg前後といったところだと思いますが、ざっと3倍の体格の持ち主でした。
d0113817_5595758.jpg

こんなのが数日間数尾ずつ入っていましたので目立ちました。婚姻色なのでしょうか、"頬紅"がきれいでした。もちろん"天然もの"です。


d0113817_14592873.jpg

学名 Sarda sarda、 英名 Atlantic bonito、 ポルトガル名 Sarrajão、 和名 タイセイヨウハガツオ。
「 全長 80 cm 、 体重 5.8 kg 」 でした。今年の春も"Sarrajão"から始まった、といった感じです。主に全長60cmほど、体重2~3kgのものが中心ですが、そんな中で飛びぬけて大型の1尾でした。もっと大きくなるそうですので、そのうち獲ってみたいものです。
d0113817_15183753.jpg

"歯ガツオ"です。精悍な魚といったイメージがあります。逃げ足が早く、ブリのように網と網のすき間を狙って泳ぎ去ります。ですから、きっちり網持ちをすることが肝要です。


d0113817_15234946.jpg

学名 Dentex gibbosus、英名 Pink Dentex、 ポルトガル名 Pargo Capatão de Bandeira、 和名 不明。
「 全長 87 cm 、 体重 14.1 kg 」 でした。この1尾のみの入網です。通常夏場に多く入る魚種ですので、今年はちょっと早いお出ましです。
d0113817_15353130.jpg

"老練"な感じがします。しかし、魚体の大きさの割りには魚顔は若々しくも感じます。う~ん、ちょっと獲ってしまったのが残念な1尾のような気もしますが、これも商売ですので致し方ありません。


以上、「今年の魚はデカイ」という印象です。









______________________________________________________________
[PR]
by mobulamobular | 2011-05-08 03:00 | | Comments(18)
Commented by yetiherder at 2011-05-09 05:56
天然もののGilthead sea breamですか!この辺ではもう獲れなくなってしまいましたが、体つきのシャープさといい養殖物をは大分違いますね。ギリシャでは大量に養殖されている魚ですが、大食いのせいか、500g以上のものは脂がくどくて苦手です。

ちなみにギリシャ語ではΤΣΙΠΟΥΡΑ,チプラといいます^^
Commented by mobulamobular at 2011-05-10 05:48
yetiherderさんへ。そうですね。どんな養殖魚も同様ですが、狭い場所で飼育されていると外観に違いが出てきます。脂っこいのは、餌のせいです。本文中の"Sparus aurata"にリンクを貼るのを忘れていました。以前の記事が見れます。
Commented by O&クロ at 2011-05-10 05:59 x
Dentex、フランスではdenti、ダンティと呼ばれていて
地中海の釣り人の憧れとなっています。
Commented by mobulamobular at 2011-05-11 05:40
O&クロさんへ。かかった瞬間、潜るのでしょうね。引きはかなり強いのではと想像します。
Commented by riki818 at 2011-05-26 12:56
初めまして。タイセイヨウハガツオ調べていたらここまでとんできました。ポルトガルではよくとれるんでしょうか?
Commented by mobulamobular at 2011-05-27 05:55
riki818さんへ。はじめまして。たくさん生息していることと、たくさん漁獲されていることとは異なりますが、南ポルトガル・アルガルベ地方では定置網以外にも、刺し網などでソコソコ獲れています。たぶん、回遊してくる数は多いと思います。
Commented by riki818 at 2011-05-27 15:49
mobulamobularさん、ありがとうございます。バックパッカーとしてスペインまではいきましたが、ブログを見てたらポルトガルまで行っておけばよかったと後悔しそうです。去年末から魚を扱う仕事についたのですが、この魚って輸出できるほどの量はあるんでしょうか?
Commented by mobulamobular at 2011-05-28 04:48
riki818さんへ。アルガルベ定置網でも多く漁獲された時は、スペインに"輸出"されていますが、質問の意味は「日本へ」ということでしょうか。鮮度や値段の問題があると思います。ハガツオは他のカツオ類に比べても身が柔らなか魚ですので、ちょっと扱いが難しいのでは、と思います。
Commented by riki818 at 2011-05-28 12:32
mobulamobularさん。おっしゃる通り、日本を含めアジア方面へという意味です。結構高級なお魚なんでしょうか。
Commented by mobulamobular at 2011-05-29 03:06
riki818さんへ。「高級な魚」ということはないです。大きな個体ですと2~5€/kg、小さな個体では1~2€/kgほどが平均的な相場だと思います。
Commented by riki818 at 2011-05-30 09:16
mobulamobularさん、毎度ありがとうございます。仮にコンテナ等で輸入しようとしたら、お話できるようなところはあるんでしょうか?なかなか遠い話ですが。。
Commented by mobulamobular at 2011-05-31 05:49
riki818さんへ。やる気ですか。これは「冷凍」ということですね。コストがかさみますよ。ポルトガルでは難しいかもしれません。スペインなら。でもちゃんとした情報を持っている訳ではありません。いろいろな条件を揃えるのには多少時間がかかると思われます。
Commented by riki818 at 2011-05-31 08:08
mobulamobularさん。「冷凍」ということです。ハードルだらけですが可能性があるのならば追いかけてみたいですね。他にも興味を示してくれているところもありますし。でも、やはり時間はかかりそうですね。これまでは情報らしい情報はあまり得られていませんでした。情報を得られそうな先があればコンタクトしてみたいのですがご存じありませんか?
Commented by mobulamobular at 2011-06-01 05:20
riki818さんへ。存じません。思いっきり獲れて冷凍せざるをえない時には冷凍にしたりするかもしれませんが、ハガツオをそのまま冷凍した後にそれを使えるのは缶詰屋さんぐらいだと思います。また、鮮魚で十分需要がありますので、冷凍にはなかなか回らないのではと思います。ちなみに冷凍の場合はマイナス何℃ですか。
Commented by riki818 at 2011-06-01 17:26
mobulamobularさんへ。冷凍は-20℃から-25℃です。鮮魚に回って凍結するまでにはならない感じなんですね。缶詰だとすれば高価な魚ということになるんでしょうね。
Commented by mobulamobular at 2011-06-03 04:43
riki818さんへ。競争できるだけの製品になり得るかどうか、だと思います。それはriki818さん次第、とも言えるかもしれません。こちらの缶詰は高価ですが、美味しく、それなりの文化を感じさせるものがあります。しかし、それをそのまま日本に持って行ったところでウケないのです。
Commented by riki818 at 2011-06-03 08:00
mobulamobularさんへ。いろいろありがとうございます。まずは情報収集を続け、可能性を探ってみたいと思います。ご報告できるがぎりはしていきますので今後ともよろしくお願いします。
Commented by mobulamobular at 2011-06-05 05:18
riki818さんへ。こちらこそ。メールも使えます。mobulamobular@excite.co.jp
<< 標語 ガンギエイ類のまとめ >>