おがくず ?
こういう時の指針は用意されてなかったのでしょうか。

福島原発の問題でさらにちょっとショッキングなニュースです。「海に汚水を捨てるな」とポルトガル人に叱られそうです。


これはポルトガルの"Diário de Notícias"という新聞のサイトから拝借しました。「低レベル」だろうがなんだろうが「11,500トンの放射性汚染水が海に流される」、という報道です。
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その前、これは"Expresso"という同じくポルトガルの新聞のサイトからですが、2号機取水口付近のコンクリート製立て坑「ピット」から流出が続く高濃度の放射能汚染水について、「技術者が放射能汚水を止めるためにすき間に"ニューテクノロジー"を施す」という、なんとも"親日"的な内容の記載でした。
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それに対し、イギリスの"The Telegraph"ですが、また、やられました。
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まず、"workers"です。「作業員たち」となると思いますが、上のポルトガルの"Expresso"では"Técnicos"(技術者たち)です。べつに「作業員」が悪いと言っている訳ではありませんが、これは「見下した」言い方であることはよく分かります。そして、「配管を塞ぐのに新聞紙と"おがくず"を使っている」と見出しで言っています。これを見てちょっと笑ってしまいましたが、この作業の一挙手一投足を注意深く不安いっぱいで見守っている原発の周辺住民の人たち心情をちょっとは考えろ、です。しかし、これは誤報です。たぶん、これは、「電源ケーブル用トンネルに何らかの損傷があり、そこから漏れた水が管路下の石層に伝わって流出につながった可能性がある」ということで、その水の流れを確認するために「新聞紙」や「おがくず」を流したことを言っているのではないかと思います。それを面白おかしく記事にしたのではと疑ってしまいます。

しかし、それもこれも日本が「魚類に関する放射性ヨウ素の規制値は、海水で拡散することや短期間で放射線が半減することなどから、危険性が低いとして定めていない」とか、なんとも頼りないことを言っているからなのかもしれません。

日本の技術は本当に世界のトップなんですけど、その技術者がなんで役人の不手際からバカにされるんでしょう。













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by mobulamobular | 2011-04-05 02:25 | ポルトガル文化 | Comments(4)
Commented by O&クロ at 2011-04-05 16:48 x
英国は紳士の国ですから、階級制度が立派に残っています。
イギリス貴族以外は見下すように高等教育が行き届いていますから
こういった記事が日常で正義と思っているのでしょう。
イギリスのセラフィールドのデーターで海洋汚染の実態を
掴んでいるはずですが、機密でしょうから本当の事は闇の中でしょう。
どの国もやることは同じです。
Commented by obakappu at 2011-04-05 23:18
発表によるとおがくずと新聞は穴をふさぐために投入したらしいですよ。もう、何でも試してみるということらしい。
今日、発色剤を流して砕石からもれていることがわかって、砕石に水ガラスを流して、垂れ流しは少しだけ減ったらしいです。
一昨日、NHK第二で避難勧告(?)地域に潜入したのをやっていましたが、カウンターが20ミリシーベルトを振り切っていましたが、まだ何人も残っていました。
政府は危険性をきちんと国民に知らせるべきだと思います。(特に、『子供に対する危険性』を。)
Commented by mobulamobular at 2011-04-06 05:50
O&クロさんへ。分野を問わず、この悲惨な現状をなんともみじめな気持ちで見ている日本の技術者はたくさんいると思います。
Commented by mobulamobular at 2011-04-06 05:52
ぷーままさんへ。そうですか。そうですね。これは日本の"国民性"の問題なのでしょうか。
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