Praça de Olhão
Mercado - 公設市場 です。南ポルトガル・アルガルベ地方のオリャオ市営(Camara Municipal de Olhão)となります。
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"Praça"というのは「広場」といった意味で、2棟ある市場(魚と肉野菜)の間にはカフェが並びオリャオの人々(Olhanense)の大切な社交場となっています。昔の建物が老朽化により数年前に建て替えられましたが、昔の面持ちを残しています。さっそく中に入ってみます。
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各Bancada(魚の陳列台)にたくさんの魚が並んでいました。ようするに小さな魚屋さんの集まりですが、Bancadaの権利を購入し、オリャオ市から魚を販売する許可を得て商売をしています。
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まず目についたのがマグロです。何でしょうか。キハダか、バチか。鮮度はまぁまぁのようですが、脂はありませんでした。天然ものと表記されていました。ステーキ用で12ユーロ/kg、ハラモは10ユーロ/kgでした。


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手前の赤い魚が「焼き魚のチャンピオン」ことサルモネッテです。浜値と比較すると意外とリーズナブルな値段で7ユーロ/kgでした。右奥はニシマアジで5ユーロ/kg、左奥が"Linguado da areia"(ササウシノシタ) です。型がよいので、10ユーロ/kgもしていました。


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さて、ユーラシア大陸スズキです。ポルトガル名は"Robalo baila"のはずですが、ここでは"Bailhas"と表記されていました。6ユーロ/kgでした。


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続きまして、地元の人気種です。右がヨーロッパコウイカです。なんと、8ユーロ/kgです。そして左がガンギエイです。ここでは値札はありませんでした。


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出ました。Pata roxaです。すでに表皮が剥がされています。和名を「ハナカケトラザメ」といいます。現地、クリスマス名物料理になります。しかし、それは干物で、4ユーロ/kgなどという値ではおさまりません。


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おっと。なぜだか「フランスダラ」とかいう和名のついている魚です。初登場です。前々から載せたかったのですが、よい写真がなく延び延びになっていました。「身が軟」という印象です。顎下のヒゲが特徴です。
学名 Trisopterus luscus、 英名 Pouting、 ポルトガル名 Faneca、 です。 5ユーロ/kgとはいい値ですね。


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煮込み用の魚たちです。まず、一番右がネズミモンガラです。ポルトガル名はPeixe Porco(豚魚)となります。いわゆる「カワハギ」の仲間ですので、きれいに表皮が剥がされています。5ユーロ/kgです。となりはクロアナゴです。日本でイメージするアナゴとは異なり、巨大なものが多く水揚げされます。味の方も必然的に大味となります。4ユーロ/kgです。その次はガンギエイの1種だと思いますが"Raia"という表記のみですし、ひっくり返ってズタズタにされていますので種名までは分かりません。6ユーロ/kgでした。そのとなりは"TRAMELGA"となっていますのでシビレエイの1種だと思いますが、これも思いっきり表皮が剥がされています。同じく6ユーロ/kgだそうです。一番左が前述の"Pata roxa"です。魚屋さんは異なりますが、値段は同じでした。


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これは太刀魚ですが、オビレタチです。ポルトガル名は"Peixe Espada"です。7.50ユーロ/kgです。


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ここのBancadaにはずいぶんと多くの魚が並んでいます。前述のサルモネッテもいますが、こちらは先ほどのものに比べちょっと大きめなのでしょうか、9ユーロ/kgです。その右となりのアジはどうやらニシマアジではなく地中海マアジではないかと思いました。5ユーロ/kgと同じ値段ですが、その奥にいる若干小ぶりの方がニシマアジのようです。ニシマアジの方が地中海マアジに比べ全体的に白っぽく見えるのが特徴です。その手前に"Robalo"がいます。ヨーロッパスズキです。よい型のようですが、10ユーロ/kgという値段は天然ものの同型の浜値と比べると、ちょっと安すぎるようにも思えますのでひょっとしたら大型ですが養殖ものです。しかし、表記は「天然もの」となっていますので、外地から来た可能性大です。サルモネッテの左となりに"Sargo"がいますが、9ユーロ/kgという値段から見てたぶん「トンガリ・サルゴ」ではなく"Sargo legitimo"だと思います。次が"Dourada"です。ヨーロッパヘダイという和名がついています。ヨーロッパにおける養殖魚の代表種ですが、今の時期は年間で一番天然ものの漁獲量が多くなりますので、このように市場にもたくさん並ぶようです。「旬」ということで考えれば天然もの6.5ユーロ/kgは安いかもしれません。一番左が"Ferreira" です。これも今が旬です。焼き魚がお薦めです。8.5ユーロ/kgでした。


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「たらこ」です、みたいなものです。"メルルーサの魚卵"です。なんと16ユーロ/kg。本日の最高値です。ゆでてサラダなどでいただきます。


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売ってました。ウナギです。オール天然ものです。「たらこ」より高い18.5ユーロ/kgです。まさに高級魚です。ポルトガル名は"Enguia" です。


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さぁ、なんでしょ。15ユーロ/kgもします。これ、タコの卵の干物なのです。ポルトガル名は"Ovas de Polvo Secas"となっていました。ちょっと火であぶってからいただきます。ビールのつまみです。

そんなこんなでざっと見てきた"Praça de Olhão" でしたが、全体的に清潔感があり、魚の鮮度も悪くなく、よい感じでした。これからクリスマスにかけてのにぎわいを、皆期待しています。

最後に「肉野菜」の棟です。
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by mobulamobular | 2010-12-16 06:27 | | Comments(4)
Commented by obakappu at 2010-12-16 07:40
日本よりよほど魚の種類が豊富ですね。
びっくり!!
あ、日本でも地方の市場とかに行けばいろいろならんでいるんでしょうか;
Commented by O&クロ at 2010-12-16 22:58 x
ヤリイカとコウイカは、私の釣っているのと同じように思います。
スズキは違う種類みたいで、ポルトガルは美味しそうに見えます。
太刀魚、この夏にポルトで食べましたが、世界一、美味しいと思いました。
Commented by mobulamobular at 2010-12-17 06:04
ぷーままさんへ。だと思います。でも今では日本の庶民にとってもっとも身近な魚売り場はスーパーだと思いますので、こういっ風に魚に接する機会は少ないのでは、と思いますが。いかがですか。
Commented by mobulamobular at 2010-12-17 06:10
O&クロさんへ。そうですか。焼き魚ですか。太刀魚は旨いですね。炭火で。やっぱり、最高ですね。
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