単一魚種
定置網の方は順調に毎日漁を続けています。マグロ漁はすでに終了しましたが、その後のソウダガツオとともに例年以上の豊漁の年となっています。

ところが。それはよいのですが、今、ソウダガツオとサバ以外、定置網に入らなくなってしまいました。

「単一魚種」を対象とした漁業においてはこれは狙い通りということでよいのかもしれませんが、定置網においては毎日違った魚が日替わりメニューのように入ってくるのもひとつの大きな魅力であると考えているので、この現象はちょっと面白くありません。もちろん手間のかかる選別作業などほとんどありませんので水揚げ作業は楽勝です。

例年ですと、やはりサバ、ソウダガツオがメインですが、他にタイ類、イカ、サメ・エイ類など、また珍しい魚もこの時期入ります。それらが今年は皆無です。何かの海からのサインでしょうか。

そんなある日、カツオが入りました。
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学名 Katsuwonus pelamis、 英名 Skipjack、 ポルトガル名 Bonito gaiado、 和名 カツオ です。

これを一番喜んだのは漁師たちです。サバもソウダガツオも食べ飽きたそうです。みんなで分けて食べました。アルガルベではカツオもあまり水揚げされない魚ですので、一般的には好きも嫌いもないようです。でも、定置網の漁師は違います。やはり、カツオは美味しいんだそうです。






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by mobulamobular | 2010-09-13 07:17 | | Comments(6)
Commented by kimiyasu.k at 2010-09-14 14:05 x
静岡に生まれた自分は、毎日のようにマグロの刺身、かつお、鯵の開きを食べて育ってきました。コモ湖の「甘い水」にいる魚はどう頑張っても喉を通りません。mobulamobularさんの写真はいつも涎を垂らして拝見しています。
Commented by obakappu at 2010-09-15 07:42
私もソウダガツオより、カツオのほうが好きです。新鮮なら何でもおいしいといいますが、新鮮だからこそ、味の差がわかるのではないでしょうか。
漁師さんたちはこのカツオを火を通して食べるのですか??
Commented by mobulamobular at 2010-09-15 07:45
kimiyasu.kさんへ。恐縮です。淡水にも美味しい魚はいます。しかし、海魚の大胆さは味にも現れ、残念ながらその点では淡水魚に勝ち目はないようですね。
Commented by mobulamobular at 2010-09-16 05:23
ぷーままさんへ。「新鮮な魚」と「鮮度の良い魚」はちょっと違うように考えています。前者は魚が新しいことに重きをおき、後者は魚の味(旨み)に照準を合わせているように思います。新鮮なら何でもおいしいとは思いません。また、新鮮だからこそ、味の差がわかるとも思いません。パーフェクトな漁獲からその後の処理を経て、確実で無駄のない流通システムにのって市場に出た魚が「美味しい魚」だと思います。自分で釣った魚を家に持ち帰り、料理して口に入れるまでの過程と同様です。
定置網の漁師たちは焼いたり、煮たりですね。これも美味しいですよ。香辛料は"アルガルベ"です。
Commented by obakappu at 2010-09-16 23:51
なるほどー。
そうですね。
ちゃんと処理をした魚とそうでない魚、ぜんぜんお味が違います物ね。
『鮮度の良い魚』・・・いい表現を知りました。
なるほどー!ですよ。

ところで、香辛料の”アルガルベ”って唐辛子ですか???
Commented by mobulamobular at 2010-09-17 06:23
ぷーままさんへ。すみません。分かりづらい表現でした。アルガルベというのは南ポルトガルの地方名です。ですから、"香辛料"とは、ここらの文化や習慣、匂いや音のことを言いたかったのです。決して「唐辛子」のことではありません。
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