6月16日は"Dia de Olhão" (オリャオの日)で休みです。
オリャオだけ休みですが、例えばとなりのFAROに暮らしている人も勤めがオリャオならば恩恵にあずかれます。逆にオリャオに住んでいながら、勤めが別の場所の場合は、ただ悔しい思いをするだけです。 魚市場もオリャオだけ休みです。こんな時、漁師はエッチラホッチラ、非力な漁船を走らせ別の市場に魚をおろします。燃料代もバカにできないので、あまり意味のない行動ですから、漁師も漁のあるなし天候の良し悪しにかかわらず、休んでしまいます。このように経済的に非効率な休日ですので、最近は「やめてしまえ」の声も聞かれますが、これも非現実的な話と思われます。 定置網はいつも通り行きました。しかし、最近海況が優れません。連日北よりの風です。気温も低いです。水温は底で15℃と最低の値です。こういう時の漁はあまりよくありません。 Pargo legitimoです。日本のマダイと異なり、尾鰭の後縁は「黒」ではなく、「白」です。 Chocoです。"スミ"が手につくと大変です。洗ってもなかなか落ちないので、さばく際は手袋など使用した方がよいと思います。外套長が10cm以下なら炒めもの、20cm位までなら焼きもの、それ以上は煮もの、あるいは鍋、といった感じです。 Pescadaです。タラはたくさん売っているのですが、生ダラが入手困難なポルトガルでは、代用品として鍋に重宝です。と、勝手に思っています。 今年は寒暖の差が激しいですね。寒いと寒いと心配し、暑いと暑過ぎると気にしています。 ガソリンはほとんど使わないので値上がりを気にも留めていなかったのですが、あれから(2007年12月ごろ)もメチャクチャ上がっています。逆に軽油は安くなっています。為替が当時は1ユーロ=162円ほどと今に比べたいへん強かったので、簡単には比較できませんが、「小釣り漁師」にはさらに厳しい状況になっています。
by mobulamobular
| 2010-06-16 22:13
| 魚
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