こちらは6割から7割だそうです。世界のタコの消費量で日本が占める割合です。
2007年暮れのクリスマスとタコ以来、タコの豊漁が続いています。特に2008年が爆発的に多く、2009年には一気に2008年の半分程に減ってしまったのですが、それでも以前に比べれば大漁での状態で今まで推移しています。今日もオリャオの市場には時化の合間を狙って獲ってきたタコが並んでいました。 学名 Octopus vulgaris、 英名 Common octopus、 ポルトガル名 Polvo-vulgar、 和名 マダコ になります。 という訳で、オリャオの魚市場は近年「タコ市場」となっています。事実、タコの水揚量がイワシ、サバをも上回る勢いです。 冒頭でも述べたように、日本は世界一のタコ消費国です。しかし、この大食漢の胃袋を満たすにはやはり「輸入」に頼るしかありません。その主な輸入元がポルトガルの対岸であるアフリカのモロッコやモーリタニアですが、1980年前後よりそこからの輸入が盛んにおこなわれるようになると、あっという間に、資源の枯渇を招くことになってしまいました。ことの真実は分かりません。しかし、世間ではそういう風に思われています。たぶん、急激な漁獲量の増加により、漁場が荒らされてしまったのではと思います。日本の「前科」です。もちろんタコを獲ったのは地元の漁師でしょうが、高い金を払って買い取ったのは日本人です。 ポルトガル人も日本人に負けず劣らずタコをよく食べます。タコサラダや"Arroz de Polvo"(タコのリゾット)が代表的なタコを使ったポルトガル料理ですが、総人口は1千万人ほどですので、それだけでもポルトガルのタコの消費量は日本のそれに比べ10分の1程度ということになります。 ______________________________________________________________
by mobulamobular
| 2010-03-03 06:45
| 魚
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